マーベル

ゆるっとMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)解説-フェイズ1

ぷらすです。

先月の25日、2008年公開の「アイアンマン」から始まったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の集大成となる『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』が公開になりました。

というわけで、まだMCU作品を観たことがない人や、MCU初心者の人に向けて、アメコミに全然詳しくない僕がMCU10年の流れをゆるーく解説していこうと思いますよー(´∀`)ノ

「MCU」ってなんなのさ

MCUを説明するには、まずアメコミヒーローについて書かなくちゃいけないんですね。

現在、アメリカの漫画業界は「マーベル・コミック」と「DCコミックス」という二大出版社が大きなシェアを誇っています。
日本で言えば、DCが少年マガジン、マーベルが少年ジャンプとお考え下さい。

そして、両出版社にはそれぞれ沢山のヒーローコミックが出版されています。有名どころをザックリ上げると

DCコミックス
スーパーマン
バットマン
ワンダーウーマン
アクアマン
フラッシュ
サイボーグなどなど。

マーベル・コミック
アイアンマン
マイティー・ソー
ハルク
キャプテン・アメリカ
ドクター・ストレンジ
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
アントマン
スパイダーマン
ブラックパンサーなどなど。

「MCU」はマーベル・コミックに登場する、普段は個別に活躍しているヒーローたちの活躍と、超強い敵と戦う時に「アベンジャーズ」というチームを組んで戦う姿を描いたシリーズなんですね。

タイトルを公開順に上げていくと

フェイズ1
『アイアンマン』(2008年公開)
『インクレディブル・ハルク』(2008年公開)
『アイアンマン2』(2010年公開)
『マイティ・ソー』(2011年公開)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年公開)
『アベンジャーズ』(2012年公開)

フェイズ2
『アイアンマン3』(2013年公開)
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年公開)
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年公開)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年公開)
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年公開)
『アントマン』(2015年公開)

フェイズ3
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年公開)
『ドクター・ストレンジ』(2016年公開)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』(2017年公開)
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年公開)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年公開)
『ブラックパンサー』(2018年公開)

となり、実に10年間で、18本の映画が公開されたわけですが、それらは全て、現在公開中の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に向けての前フリだったと言っても過言ではありません!(過言です)

どんな物語?

で、ここまでのMCUの流れをザックリまとめると、悪役とヒーローによる「インフィニティ・ストーン」争奪戦の物語となります。

この「インフィニティ・ストーン」というのは、宇宙を構成するスーパーパワーを持った6個の石の事で、それぞれが違う能力を秘めているんですね。

青のスペース・ストーンは、空間を司る力。
空間を操る事が出来ます。
黄色のマインド・ストーンは、精神を司る(心を宿す)力。
生物に心があるのはこの石のおかげ。使い方によっては特定の相手の精神を操ることも可能です。
赤のリアリティー・ストーンは、存在を司る力。
宇宙の全てを存在させると同時に、使い方によっては宇宙を無に帰す事も出来ます。
紫のパワー・ストーンは、力を司る力。
万物の力の源になっています。
緑のタイム・ストーンは、時間を司る力。
過去・現在・未来全ての時間の源で、時間をコントロールできます。
オレンジのソウル・ストーンは、魂を司る力。
全ての生命や魂を生み出す源です。

これらの石は、それぞれ名前や形を変えて全宇宙に散らばっていて、MCUそれぞれの作品に登場しています。
というわけで時系列でそれぞれの石の所在を追ってみます。

スペースストーン
“テッセラクト”という名前で、『マイティ・ソー』に登場します。
実は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』では第二次大戦中“コズミックキューブ”と呼ばれ元ナチスの将校で秘密結社ヒドラのボス、レッドスカルが持っていたスペースストーンの過去が明らかに。

ヒドラとの激闘の末、キャプテン・アメリカが奪取し、(北極で氷漬けを経て)アベンジャーズの母体組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」で保管されます。
それを、『マイティ・ソー』のラストでS.H.I.E.L.D.からソーの弟ロキが盗み出し『アベンジャーズ』で大暴れ。アベンジャーズがロキを倒したあと、ソーの故郷アスガルドで保管されていました。が、色々あって今は再びロキが持っています。
簡略化するとこんな感じ。
レッドスカル→キャプテン・アメリカ→S.H.I.E.L.D.→ロキ→アスガルド→ロキ

マインドストーン
“セプター”
という名で『アベンジャーズ』に初登場。
地球に攻め込む際にロキにサノスが渡した杖に付いていた宝石がセプターだったんですね。

ロキを倒したあと、セプターはS.H.I.E.L.D.で保管されますが、『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』でヒドラの残党に奪われます。
ヒドラは、セプターを使ってスカーレット・ウィッチ・クイックシルバーという双子を超能力者に改造。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でアベンジャーズが取り戻すものの、アイアンマンことトニー・スタークが作ってしまった凶暴な人工知能ウルトロンを倒すため作り上げたヴィジョンの額に埋め込まれたのです。
簡略化するとこんな感じ。
サノス→ロキ→S.H.I.E.L.D.→ヒドラ→アベンジャーズ→ヴィジョン

リアリティーストーン
“エーテル”と呼ばれ液状の形で存在。
宇宙を滅ぼそうとしたマレキスから奪取され、アスガルドの地中深く埋められてましたが、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』で、突如アスガルドに飛ばされた際に、ソーの彼女だったジェーンの体に吸収されてしまいます。
そんな彼女を狙うマレキスをすったもんだの末に倒したあと、エーテルはノーウェアという星にいるコレクターという男の保管庫で保存されていましたが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でコレクターの保管庫が爆発してからの行方は分かっていません。
簡略化するとこんな感じ。
マレキス→アスガルド→コレクター→行方不明

パワーストーン
“オーブ”という名前で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に初登場。
廃墟と化した惑星モラグにあったのをピーター・クイルが盗み出し、それを狙う敵ロナンとの激闘の末に打倒して、ザンダー星のノバ軍が保管しています。
簡略化するとこんな感じ。
モラグ→ガーディアンズ→ロナン→ノバ軍

タイムストーン
『ドクター・ストレンジ』の持つ魔法のネックレス“アガモットの目”の中にあります。

ソウルストーン
このソウルストーンだけは、これまでの作品には登場していません。
そして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でついにその所在が明らかになります。

これまで、ほとんどのキャラクターはインフィニティ・ストーンの真の力や意味を分からずにいたわけですが、サノスはこの石の力を知っていて、ある目的のためにインフィニティ・ストーンを集めるべく、この10年間裏から手を回していたんですねー。
そして、「~インフィニティ・ウォー」では目的を果たすため、ついに自ら6個の石を集めるべく動き出すサノスと、それを阻止しようとするマーベルヒーローたちの戦いが描かれるわけです!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長くなったので、今回はここまで。
次回は登場キャラクターや人間関係について語っていこうと思いますよー!
ではではー(´∀`)ノ

フェイズ2へ
フェイズ3へ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?