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2024-04-19

朝から髪をカットしに、美容室へ。推しの髪型に近づく。
さらに革細工用の金具を求めて、やや離れたお店へ。
最後はラスボス、MRワクチンを射ちに内科へ。
そして現在、わたしは疲れて寝室で転がっている。


撮影許可を得た

たぶん、わたしがこうした、いわゆる『罹れば後遺症を残す危険があるか、感染力がべらぼうに強い病気』のワクチンを射つのは、もしかしたら初めてかもしれない。
というのも、わたしは『射ちもらし世代』に入るからだ。しかも、実家から持ってきた母子手帳の予防接種の欄は、何とこの凶悪な麻しんのところが、空白だった。

麻しんは就学前にワクチンを射つ。
しかし、5歳のわたしには、射たれた記憶などない。

ここで流行ったが何年めか知らないが、わたしは麻しんの合併症(脳炎、中耳炎等、ひと通り爆撃をくらった)で一時期失聴していたことがある。
それからは補聴器を着けたり着けなかったりして、生きてきた。正直に表現するならば、しんどさが勝つ人生を送ってきた。

現在、また麻しんは猛威をふるっている。
コロナ禍から解放された人々が、海外から日本に訪れて、その際にばら撒いたり、または海外旅行へ出かけた人が、現地で流行っている株を知らずに拾ってしまい、これまた知らずに感染を拡大させていたりする。
麻しんの感染力は、水痘(水ぼうそう)よりも強い。もちろん、季節性インフル(A型)なんて、麻しんの前には可愛く見えるようなものである。

麻しんは定期的に流行する。油断が隙を招くからだ。
むかしから「疱瘡は見目定め、麻疹は命定め」というように、わたしは1000人のうちのひとりに、悪運強くも選ばれてしまった。一時は危篤状態に陥り、大人の親戚が個室にわんさか呼びつけられたことまである。
それだけでは、もちろん済むはずもなかった。


流行り病は、人の人生など容易く変えてしまう。
そのことだけは、どうか忘れないでいてほしい。

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