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日本の医療現場が抱える問題について

遍く現心

今の日本は、一人の看護師が抱える患者の人数が増えてきていることが課題だ。近年少子高齢化が加速しており今の日本の現状だと手が回らない状況にある。その根拠を三つ挙げる。

(TS)一つ目は、手が回らない理由としての一端に『看護師を辞める人』が少なからずいることだ。看護師を辞める人が、いるせいだけとは言わないが、いることも事実である。

(SS1)その理由は様々である。一番多いのは『出産、育児のため』、二番目に多いのは『結婚のため』、三番目に多いのは『他施設への興味』、四番目に多いのは『人間関係が良くないら』である。(1)

(SS2)全体の40%はポジティブな思考の『結婚や育児関連』のことが多く、全体の60%はネガティブな思考の『人間関係や体調が悪いという関連』ことが多い。(1)※このアンケートは複数回答可

(CS)このことからわかることは、看護師は男性比べると女性の方が多いため、出産や育児などの理由により離職率が高いことがわかる。また、人間関係などの悪化により離職する人の割合が多く、チーム医療はそれほど精密で良関係が求められてくることがわかる。

(TS)二つ目は、少子高齢化が進行してきているからである。なぜ少子高齢化が関係してくるのか。それは次のグラフから読み取ることができる。

(SS1)内閣府が統計したグラフを見ると、日本の年間の出生数は、第1次ベビーブーム1期には約270万人、第2次ベビーブーム期には200万人であったが、1975(昭和50)年に200万人を割り込み、それ以降、毎年減少し続けた。1984(昭和59)年には150万人を割り込み、1991(平成3)年以降は増加と減少を繰り返しながら、緩やかな減少傾向となっている。(2)

(SS2) また、次に、合計特殊出生率2をみると、第1次ベビーブーム期には4.3を超えていたが、1950(昭和25)年以降急激に低下した。その後、第2次ベビーブーム期を含め、ほぼ2.1台で推移していたが、1975年に2.0を下回ってから再び低下傾向となった。1989(平成元)年にはそれまで最低であった。1966(昭和41)(2)

(SS3)1989(平成元)年にはそれまで最低であった1966(昭和41)年(丙午:ひのえうま)3の数値を下回る1.57を記録し、さらに、2005(平成17)年には過去最低である1.26まで落ち込んだ。(2)

(SS4)総務省の推計によれば、65歳以上の高齢者人口は今年(2020年)9月15日現在、3617万人(前年推計にくらべて30万人増加)で、総人口に占める割合(高齢化率)は28.7%(同0.3ポイント上昇)となりました。高齢者人口・高齢化率ともに過去最高を更新しています。我が国の総人口は減少傾向に入っており(2020年は前年比29万人減)、高齢化率は今後も上昇を続けることでしょう。(3)

(SS5)総人口に占める高齢者の割合は、1950年(昭和25年)の4.9%以降一貫して上昇を続けており、2005年(平成17年)に20%を超え、2020年(令和2年)には28.7%となりました。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、第2次ベビーブーム期(1971-74年)に生まれた世代が65歳以上となる2040年(令和22年)には35.3%となる見込みです。(3)

(cs)この五つのサポーティング・センテンスからわかることは、『少子化』では、未婚化、や晩婚化などの理由により、今の私たち大学生や高校生などの人数が減ってきていることだ。一方、『高齢化』では、ベビーブームによる影響だ。その当時はよかったが、時代が進むにつれ歳を取るのは自然の摂理である。だから、高齢化が進み今では超高齢化になってきている。この少子高齢化による影響により、人の看護師が抱える患者の人数が増えてきていることが考察できる。

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