某フリマアプリで詐欺にあったリターンズ

どうも、ひなたです。『×卵通信11回目』です。なんと前回の記事から4ヶ月たってました。時の流れとは早いものです。

さて、その4ヶ月の間それなりにいろいろありつつも平和に暮らしていた私ですが、先日またまたタイトルにあるようなことに遭遇しました。学習能力皆無なのか?いや、違うんです……聞いて下さいませんか、今回はなんと

未遂なんです。

どうですか?前回のドタバタから少し成長していると思いませんか?思わなくても思ってください、お願いします。と、いうわけで未遂なので約半日で収まった事件ですが、覚書も兼ねて綴って参ります。

1)見つけたので聞いてみた

・先日、妹から続けてグッズをもらったので何かお返しをしようかなと、考えていました。妹の好きなものはディズニーランドのイッツアスモールワールドモチーフ。最近パークでのグッズ展開も多いようですが、現在の居住地ではすぐに購入することもままならない。せっかく浮かんだ名案もこれでは台無しね、なんて思っていたらちょうど別件でメルカリの通知がきました
・通知自体は単なるお知らせだったのですが、アプリを開いたついでにグッズを検索。過去の知らないものや、海外のものなど。とりあえず見るだけでもいいかな、くらいの軽い気持ちでした
・そんな時ふと見つけたのが『海外パーク商品:アウトレット』『イッツアスモールワールドカチューシャ』
・アメリカでは50周年記念でアトラクションのカチューシャを販売するとニュースで見たことがあります。売りに出されていたものは上海のタグがついていましたが、直営では同様の商品を売り出すことはよくありますし(舞浜は世界で唯一フランチャイズ経営)、シーズン終わりや商品入れ替えの際は結構な勢いで投げ売りすることもあります
・画像を拡大し、紙タグ、印刷されているロゴ、値札をじーっくり確認。評価も悪くないようなのでとりあえず質問だけでもとメッセージを送りました

2)かみ合わない質疑応答

・「はじめまして、こんにちは。こちら、上海の商品と表記がありますが、現在ロックダウン中で閉園しているはずです。いつ頃購入されたものですか?」
投げ売りするにも時期があるというものです。一応上海のアプリは入っているので、閉園開始から再開目安はわかっていましたが念のために。待つこと小一時間、返信が来ました
・「はじめまして。こちらはお友達からもらったのでわかりません」
・いや、そのお友達とやらからもらった時期よ
・しかし、けんもほろろな返答にひるんだ弱い私……もうひとつ出品していたホーンテッドマンションのカチューシャと一緒にまとめて買いたいとい旨を返信しました
・「まとめたのでこのページから購入してください」
・いや、あのここはまとめ買いしたから値下げの交渉とか……って、取り付く島もないな!?
・やや首をかしげることがありつつも、お値段が日本のカチューシャと変わらないものだったこともあり、購入することにしました

3)ふと思い出してしまった

・さておき、妹への義理も果たせそう。自分のも買えてよかったわーと、午後までご機嫌で過ごしました。サプライズ!って渡したいけど、どんな袋にいれようかな~?なんて思いながら
・「上海も香港もお土産袋が有料で買わなかったんだよねー。いやあー楽しかったな……シャンハ……ん?んん??」
・でっかいひとりごとを言っているうちに、上海で体験したアトラクションがざっと頭をよぎりました。そして、思い出したのです


・中国本土にはイッツアスモールワールドがない!!!

・中華思想と、せーかいーはひーとーつーという考えは一致しない……
香港にはあるけど、本土にある上海にはなかった……それに

・上海どころか香港にもホーンテッドマンションはない!!!

・詳細な理由まではわかりませんが、恐らく宗教観とか死生観の違いなんでしょう。西洋文化が日常に溶け込んでいる香港でさえ、ゴーストのいるお屋敷ではなく、ミスティックマナーという不思議なことが起こるお屋敷というアトラクションになっています(上海にはまずそういう類いのがない)
・無いアトラクションのグッズはたとえ輸入であっても販売しない……つまりこの買っちゃったものは?

・偽物ですね

orz

やってもうた……愚か……過去から学ばない者は愚か……

4)急げ、キャンセル申請

・そう過去から学ばない者は愚か!と、いうわけで早々に立ち上がり、私は取引キャンセル申請の項目を熟読しました。前回は、商品が手元に届いたためにややこしいことになってしまったので、ここからはスピード勝負です
・幸い今回の取引相手は「発送は仕事の関係で遅くなる」とのこと。今日の今日なら絶対間に合う!
・さて、問題はどうやって穏便にキャンセルしたいということを伝えるか
偽物やろ、これ→ダメ
詐欺ですか?→だから刺激するなって
・こう……何か、きちんとした文面かつ絶対に先方に全面的に非があるからキャンセルするんだぞということを伝えられないだろうか?商品説明からは決定的なツッコミどころが見つからなかったので、もう一度商品画像を眺めること数分

・見つけた!決定的な証拠!!

5)そして解決へ

・「本日お取引の件で連絡させていただきました。こちらの商品ですが、先ほど画像をもう一度確認したところ、正規品であれば値札のところに貼ってあるホログラムシールがありません。取引のキャンセルをお願いします」
・そうなのです。上海ディズニーランドでは園外に正規のグッズショップがあるにも関わらず、園内で偽物カチューシャを売りさばくおっちゃんが闊歩しています。巡回バスのバス停前には、偽物キーホルダーを吟味しないかと近づいてくるお姉さん、極めつけは女子トイレで待ち伏せしているおばあさんなぞ偽物グッズであふれかえったかばんの中身をいきなり見せてきます(本気でやばい薬を売りつけられると思って、ありったけの日本語罵声をあびせながら逃げた)話はそれましたが、それくらい偽物天国。そのため本物であれば「これは正規品ですよ」という偽造不可能なホログラムシールが貼ってあるはずなのです
・値段がわからないように切った→それでは判別がつかないからと断れる
・譲り受けた当初からなかった→そんなあやしい物を売るのはどうかと
・居直り逆ギレされたら→全力で言い負かす!

・最後だけ策があってないようですが、一応アメリカや香港のインフルエンサーと呼ばれる方のインスタグラムを見に行って売り場にある写真を確認した上での戦略です。しかし、インスタ見慣れてないからこの作業が一番大変でした……

・では。深呼吸していざメッセージを。こういうのは簡潔に……簡潔に……本当は今後毎日の朝食が何らかの理由でまずくなる呪いをかけてやるからな!と送りつけたい気持ちをぐっとこらえ送ったメッセージがこちら

画像1

・よし、かかってこい!!!そして1分後に来た連絡がこちら

画像2

・なんやねん!?そのキャンセル理由なんやねん!!なんでこの後に及んで「宜しくお願い」せなあかんねん!!!!

・ひとしきり部屋で暴れた後、私は虚無顔でキャンセル申請に応じました。
これにて一件落着

6)おまけ

・今回のケースは振り返るとかなりわかりやすいものでした。ひたすら私がいつものごとく迂闊だっただけです
・ただこの後、私が片っ端から件のアカウントの出品物を違反通告したり、他にも同じ商品を別アカウントから購入しようとしている方を見つけて「この商品は偽物ですよ(やっぱりホログラムがなかったから同一商品画像の使いまわし)」と割り込みコメントしてご破算にしたりと影響が多少あったのか、商品名から『上海』といった特定園のキーワードをとりさり『海外限定品』として同じ物がいまだ多数出回っているようです。ただそれでもタグには思いっきり『上海』と入っているので、ちょっと拡大すればわかります
・偽物の見抜き方は、ここよりもツイッターで詳しく検証している方がいらっしゃるので、そちらを参考になさったほうが確実だと思いますが、基本海外パークのグッズは高価なので、レアリティも考慮すると舞浜のものと同額で出回ることはまずないと思ったほうが良さそうです
・っていってもあのクオリティで『ほら、高いでしょ?だってレアだもん!』と値段つり上げられても誰も買わない気がするけど




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