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0061 ケヴィン・レイノルズ監督『モアイの謎』聖地巡礼

1995年3月18日(土)~20日(月)にチリのバルパライソ州パスクワ島(←こっちが正式名)日本語名イースター島(現地名ラパ・ヌイ)でケヴィン・レイノルズ監督の『モアイの謎』(Rapa Nui)の聖地巡礼をしてきました。

島には独立運動アリ。但し人口は6600人。公用語はスペイン語、ラパ・ヌイ語。仮に独立できちゃったら7000人弱でちゃんと国家運営できるのかな?
Isla de Pascua - Wikipedia, la enciclopedia libre

鑑賞当日ニュー東宝シネマ1で購入したパンフレットによるとイースター島ロケは3ヵ月。映画の為に作られた実物大モアイは32体なんだそう。映画の中ではイースター島オリジナルのモアイと大道具プロップのモアイが共演してます(3番目の(本篇)画像と4番目の(巡礼)画像を比較してね)。

でもってこの映画…バードマン(鳥人)レースのスポ根映画。主人公である長耳族の若者ノロ(演:ジェイソン・スコット・リー)には、ライバル(短耳族のマケ(演:イーサイ・モラレス))あり・(短耳族の)恋人ラマナ(演:サンドリーヌ・ホルトは)あり(←勿論ライバルは恋敵!))・鬼コーチあり・挫折なし。
ついでにシチュエーションは恋人関係は長耳族と短耳族の部族違いなので『ロミオとジュリエット』(フランコ・ゼフィレリ)で、ライバル関係は『1900年』(ベルナルド・ベルトルッチ)の階級闘争で、更に、歴史的背景は南北戦争の『風と共に去りぬ』(ヴィクター・フレミング)やロシア革命の『ドクトル・ジバゴ』(聖デヴィッド・リーン)(但しイースター島内だけですが…)みたいな大河ドラマチックな大転換期になってます。こんな設定で面白くならない筈はないじゃないですか!ニュー東宝シネマで上映するに相応しいB級映画(ローカル二本立興行の添え物の方)となっています。これはイースター島まで行くしかないでショ!

映画本篇画像では右上に大道具プロップのモアイが追加で設置されてます
聖地巡礼画像では映画本篇にはあった大道具プロップのモアイが撤去されてます
ラノララク火口のカルデラ(火口)湖の映画本篇画像
ラノララク火口のカルデラ湖の聖地巡礼画像
ラノカウ火口の映画本篇画像
ラノカウ火口聖地巡礼画像
5体のモアイが並ぶアフ・タハイをトレーニングするノロ 『ロッキー』でのフィラデルフィアの早朝ジョギングのオマージュ
アフ・タハイの聖地巡礼画像 お地蔵さんみたいですね
鳥人レース スタート!
鳥人レースのスタート地点(付近)に立ってみた

今では成田からエア・タヒチ・ヌイでタヒチのパペーテまで飛んで乗り換えてイースター島というコースでサクッと行けちゃいますが、当時は成田→LA→サンチアゴ→イースター島というコースで家を出てから現地にたどり着くまでに60時間~72時間ぐらいかかりました。でも行かなければならなかったんです!

因みにこの聖地巡礼…1995年1月24日(火)にニュー東宝シネマ1で映画本篇を鑑賞して、聖地巡礼日は1995年3月18日(土)~20日(月)(←島の到着は16日(木)の深夜だったんですが翌17日(金)は嵐で遠出できず…)だったので鑑賞から2ヵ月経たずして巡礼しちゃっているんですね…。鉄は熱いうちに打てと云うか、思い立ったら吉日と云うか、やっぱりその場の勢いというものは大事だと思います。以上、本日の教訓でした。

オマケですが経由地のチリの首都サンチアゴではご当地映画として『モアイの謎(チリ公開名『ラパ・ヌイ』)』が絶賛上映中でした。

日本よりも遅れてチリ本国では『モアイの謎』を絶賛上映中!
ポスターには「14歳以上」とレイティングのシールが貼られてます

©1994 Easter Island Productions, Inc.
©1995 プッチー・ミンミン

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