朝、起きれない

朝、目を覚ました瞬間からパッと活力が湧いて、よし!今日も全力で生きるぞって飛び起きれるのが理想ですよね。
でも現実はやっぱり現実で、あと少しだけと布団の中でモジモジしちゃいますよね。
ひどい時には、あと1回寝返りを打ったら起きると決心したにも関わらず、下になっている方の肩が自分の体重でジンジン痛くなってきても、今ここで肩がぶっ壊れてもいいと2度と寝返りは打たないと逆決心をしたりします。
うっかりの2度寝も生涯の親友です。

この起きれなさにはやっぱり自己嫌悪になります。
正確に分析すると、スパッと起きれないでいる状態の自分というよりは、無気力で起きたくないと思ってしまっていること、このまま何の活動もせずに寝ていたいと感じてしまっている自分にガッカリしているみたいなのです。

つまりは日中元気に活動して、人生を力の限り過ごしたいとかどうとか思っている癖に、寝起きの本心は本当は別に力を振り絞らなくてもよくない?と発しているわけです。
人生ダラダラ気楽にやろうよと。

日中の自分は自分に嘘をついているのか?
世の中の価値観から来る、あの人生を思いっきり謳歌したい!を自分に言い聞かせているだけなのか?
そんな風に考えてしまうことにもなる。

答えはこの人の言葉で見えた気がします。

アメリカのプロバスケットボールリーグのNBA。
現在は引退しているのですが、そこで活躍していたドウェイン・ウェイドという選手です。
朝早くから起きてワークアウト、アスリートとしての身体を維持する生活が当たり前です。

「オレに目覚ましは必要ない。情熱がオレを起こす。」

この言葉からは一見、ドウェイン・ウェイドがバスケットボールへの超人的な情熱を宿しているからこそ朝起きるのを苦にしていないと思える。

でも、朝起きるのを苦にしていない人がこんなに強い言葉を使うわけがないです。

朝の4時には飛び起きてワークアウトをする生活。
起きるのが辛い日だってある。
でもバスケットボールの為に、NBA選手としてもっと向上する為に、その辛さを跳ね除けるように強い言葉を使っている。

綺麗事ではなく、実際に情熱で自分を燃え盛らせて目覚めた瞬間に飛び起きている。
燃え盛らせないと辛くて飛び起きれない。

偉大なアスリートも毎朝、まだ寝ていたい自分がいて、その自分に勝利することで起きている。

寝起きで無気力な自分も本当の自分。
活動的に過ごしたいと強気な自分も本当の自分。

ありがちな答えですけれど、真理だからこそだと思います。
これからはもう、思うように起きれなくても自己嫌悪に陥る必要はないです。

人類みんな、どんなに凄い人物でも寝起きは辛い。

そう思っちゃいましょう。
真実はそうじゃなくても。
みんな寝起きは闘っているんだ精神で、起きれなくても、たまにスパッと起きれても、本当の自分として本心のままに、その日を大切に生きるのみです。

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