見出し画像

自己受容からのスタート

はじめに


うつ、不安、適応障害等の精神障害診断を受けた際、皆さんはどう受け止められたでしょうか。
判断してもらうことで安心できた人、信じられなくさらに生るストレス原因になってしまう人など、さまざまな方がいらっしゃると思います。
安心され直ぐ治療を開始し、通院・服薬をしながら働き続けらる方は早めの対処をでき、自身のヘルプに向き合い受け止められたと捉えることができます。
実際、行動に移すことができる方は意外と少ないのではないでしょうか。
職場、友人、家族を気にする、「まさか自分が」と放っといてしまい、心身的限界に達してしまって、中長期的な療養が必要となってしまう。
今度は自身の将来が不安になりまた違うメンタル不調が起こってしまう人も少なくないのではないでしょうか。
就職に焦ってしまい、また不調に陥ってしまったときや陥らないための対策法を身に付けられないために、就職したあとには自分の知っている状況と、現状になじみにくかったり、ストレスに対する免疫が落ちているため、心身不調に陥り遅刻、早退、欠勤が増え休職、最終的には退職する事態になります。
その原因を自分や他人を責めることになり、自信をなくしてしまう要因になるのです。


就労移行支援のみで補えるか


個人の思考と性格を考え何度も繰り返し身に付け活用できるまでを就労支援で行おうとすると、就職が目的の支援なわけなので、就職するために技術面が重視されがちで、最近ではデジタル社会に合った技能を身に付けられるという事業所も増えているところを見ていると難いでしょう。
SST、JST、ビジネスマナー、コミュニケーションといったプログラムが用意されていますが、就労支援に通われている方の大半は就労経験があり、再就職を目指されている方にとって、基本的な要素ではなく利用者が就労後にどの様に自身の心身ケアができるか、また辛くなる前、なったときどう対処できるかの対応策を身に付けていけていけることや、当事者同士のピアサポ等の交流を紹介するなどのサポートがあることの方が自助、互助、共助、公助が成り立つと考えます。
例えば、その人の思考がとてもネガティブに陥りやすいのであれば、そうならないようにするよりも、そうなる前の自己対策、ネガティブになったときの自己対策方法を身に付けられるコーチング、カウンセリングを取り入れたサポートが行えることでより充実した支援が可能になるのではないでしょうか。

自己肯定感の前に

最近では自己肯定感を高めることを推奨する記事が多く見受けられます。
自己肯定感を高めるには自己受容することから。
自己受容ができるようになって自己肯定感が身についていくのです。
自己受容とは、どのような自分でも自分を認め無条件に受け入れること。
長所も短所も「良い」「悪い」を評価せずに受け入れるということです。
客観的な自己受容ができなければ、自己否定する思考が染み付いてしまいます。
今現在の自分を否定するのではなく受け入れ自身を把握してから客観的に自己観察、自己理解により肯定していけるのです。


最後までお読みいただきありがとうございます。

ご質問や感想などいただけると励みになりますので気軽にコメントしてくださいね👍

ご相談も承っております。
お気軽にお問い合わせください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?