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読書感想文『変な絵』

お久しぶりです。

今回は、今日届いた雨穴著『変な絵』についての感想を書こうと思う。
この本を見て、まず私は驚いた。前回の『変な家』のときは確かにそうであったオモコロフォーマットで書かれていない、ガチの小説だったからだ。まあ、流石ライターとも言おうか、文章はめちゃくちゃに読みやすいので遅読の私でも一時間半くらいで読み終えることが出来たのだが。
内容としては、ネタバレになるので詳しくは伏せるが、その人の事柄が絵を通して綴られているというものである。初めは個人、また個人であると思っていたが、あれ、これ、この人、この人も?この人もだ……と読み進めていくうちにどんどんと情報が繋がり、その量が雪だるま式に増えていくのがなかなかに面白い。この人だよね?と確認して私はいちいち戻ってしまっていたが、記憶力の良い人ならそんなことももする必要はないだろう。
図で整理したいなと思うこともあったが、そこは流石の雨穴というところで、テキストで書かれた後にしっかりと図示がされていることも多く、とにかく読みやすい。ミステリの入門書としても良いものでは?と個人的に思う。
内容を書かないようにと選んでいたら、形の話ばかりになってしまった。
木と家の絵を、今一度描いてみようかなと思うところである。

稚拙な感想で誠に申し訳ない。
雨穴が知らぬ間にこんな大きなものになっていたことが、一番の面白さと驚きである。


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