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入社5年目までに知っておくと違いをだせる会社員になれるちょっとしたコツ㊴

こんにちは、茶っプリンです。
今回は、「敬語」について、考えてみたいと思います。

今回のテーマは「敬語」

皆さんは、敬語を上手に使えていますか?
敬語って、難しいと感じる人も多いですよね。
「敬語なんて、なんで使わなきゃいけないの?」という声も聞こえてきそうです。

そんな風に思っている人でも、少なくとも丁寧語である「です」「ます」は使っていますよね?敬語が難しく感じられるのは、尊敬語と謙譲語だと思います。なかなか使い分けられない場合もあることでしょう。

敬語の使い方を気にしている人は、意外に多い

でも、意外と他人の敬語の使い方を気にしている人は多いものなんです。特に、上の世代になるほど、敬語を自然に身に付けており、敏感です。敬語は使い方一つで人間性が見抜かれてしまう、ある意味恐い存在でもあります。

例を挙げてみましょう。
私が実際に耳にしたことのある変な敬語は、

「伺っていらっしゃいますか?」
「拝見されたと思いますが」
「今、あなたが申されたような」

です。「伺う」「拝見」「申す」はいずれも謙譲語なので、自分がへり下り、相手を立てる表現のため、相手の行為に対して使う言葉ではありません。そのたった一言の間違いで、化けの皮が剥がれてしまうのです。

(正しい例としては、「お聞きになっていますか?」「ご覧になったと思いますが」「今、あなたがおっしゃったような」)

敬語の使い方によっては、品格が高い印象を持たれることも

また、「お食べください」「お飲みください」といった表現も、間違いではないものの、「お召し上がりください」と言うことで、品格が一段上がった印象を与えます。このように、たった一言の違いで、自分を高く見せることも低い見せることにもつながるのです。

二重敬語にも要注意

さらに、二重敬語と言って、尊敬語に尊敬語を重ねる、あるいは謙譲語に謙譲語を重ねるような敬語も、間違いやすい点です。「ご覧になられる」「拝見させていただく」は、丁寧に聞こえるかもしれませんが、「ご覧になる」「拝見する」が正しい使い方です。

とはいえ、もともと二重敬語とされていた「ご+熟語+いただく」には、最近は違和感を覚えない人も多いようです。例えば、「ご送信いただく」「ご確認いただけますと嬉しいです」などです。本来は、「いただく」の前の熟語には「ご」は付けません。でも、使われているケースはかなり目や耳にしますし、私もあえて使うこともあります。言葉なので、時代の流れで変化していく場合もあり、大半の人が違和感を覚えないのであれば、その流れに乗るのも良いと思います。

丁寧語しか使わないのって、ありですか?

ところで、最近は丁寧語以外の言葉を使わない人もいるようです。私が若い人から言われてびっくりしたのが、「この前そう言ってましたよね」「資料、読んでもらえましたか?」「都合はどうですか?」などの表現です。若さゆえとも思いますが、間違っててもいいから、頑張って敬語を使おうとしてほしいなと思ってしまうのです。

また、敬語の範疇ではないかもしれませんが、自分の身内のことを「私のお母さんが」とか「おじいちゃんが」と言っているケースです。芸能人にも多いですよね。少し前は、「私の母が」「祖父が」と言うのが、ごく普通でした。「お母さん」の方が距離感が近くて、親しみがあるようには聞こえますが、やはり外の人にはきちんとした言い方の方が、謙虚でしっかりした印象に聞こえます。

携帯電話やメール、SNSが、敬語を省略する文化を生んでいるのかもしれない

あー、面倒くさいなと思う人も多いでしょうね。
以前は、家の固定電話にかけて、家族の人に電話を代わってもらったり、目上の人に手紙を書く機会も多かったので、自然と敬語を覚えたり、直されたりしたものでした。今は携帯電話やメール、LINEなどの時代ですし、怒られることも少なくなりましたから、なかなか覚える機会もないかもしれません。

特にメールやLINEでは、一文をできるだけ短くしないと、読んでもらえなかったり、誤解を招いたりするので、なおさら敬語が省略される傾向にあるのでしょう。コミュニケーションがスタンプ一つで済んでしまう時代ですから、わずらわしいことを避けたいと思う気持ちもよくわかります。また、敬語の使いすぎは、嫌味や皮肉に聞こえることもあり、バランスも難しいものです。

でも、やっぱり敬語を使える方が、信用される!

それでも言葉をきちんと使える人が信用される土壌は変わっていないと思います。特に、営業として信頼を醸成する場面や、謝罪の場面など、緊張しているときほど、言葉に素性と品格が表れます。一言の違いで、信頼を高めることもあれば、失墜することもあります。普段から、言葉遣いを意識しておくことが、ビジネスの成功にもつながると思います。

それに、言葉を見直すだけで信用度が上がるなら、むしろラクという見方もできます。少しずつで良いので、ぜひ自分の可能性を高める機会と思って、敬語を身につけていただけると嬉しいです!

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