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大塚「だいじゅ」の冷麺

「大塚のありがたさは、大人になってからわかる」というコピーを読んだのは果たして実話誌か、それともタブロイド紙か。

 そのありがたさも以前ほどではないが、なるほどその残照を駅前にぽつりぽつりと見ることが出来る。行かないけど。

 個人的には山下書店によくお世話になる。24時間営業の書店。店内は入り組んでいて、何だかヴィレッジヴァンガードのような雰囲気もある。ここで思わぬ本との出会いを何度かしたことがある。

 実は大塚。ホルモン屋と焼肉屋が多い。美味しいホルモン屋と焼肉屋を見つけるコツだが、自分で時々寄稿もする「月刊イオ(朝鮮新報社)」という雑誌をぼくは多用している。ここで紹介されていたり広告が出ていたら必ず一度は訪問する。

 今回選んだのは盛岡式の冷麺を紹介していた「だいじゅ」。浅草橋の名店「サン・ムーン」が潰れてしまい、蒲田の「平壌冷麺食道園」は遠い。圧倒的なのは神戸の「元祖平壌冷麺屋」なのだが、遠い。

 今回のヘッダーで使ったのがだいじゅの冷麺。これにハツ刺しを加えた。

 ハツ刺しと冷麺定食(冷麺+そぼろご飯)で2000円。今日は仕事納めなのでひとり忘年会なのだが、この値段は優しい。

 ハツはコリコリして血の気もあっておいしい。そして肝心の冷麺だが、甘い?赤い色をしているのだがスープが甘すぎる。麺は太麺で好みなのだが残念。ぼくは酢は入れず、コチュジャンも入れないので、この甘さには違和感を覚えてしまった。

 神戸に行きたくなった。東京においしい冷麺を食べさせる店はないのだろうか。サン・ムーンの喪失は埋まらない。

※ 今回訪問したお店 「焼肉冷麺だいじゅ」

■ 北のHow to その157
 美味しい冷麺を食べさせる店ってなかなかない。東上野で食材を売る店に冷麺とスープがある。それに梨かリンゴ、きゅうりを切っていれるだけでも十分な気もします。



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