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あす発売の週刊金曜日に記事が掲載されます。あと、誕生日です。

 あす発売の週刊金曜日に記事が載ります。「おうちが見つからない 特別永住者という隣人たちの苦悩」。在日韓国人の友人から「名前を貸してください!」といわれたのはもう1年以上前。何でも日本人の知り合いの名前と連絡先を書かないと家が借りれないというのだ。

 いやいや、よーく考えようぜ。「いやいや日本人代表でオレってのはないだろうよ?」というと「大真面目な話です。笑い事じゃないんです!」と危機を訴える友人。「ぼくは判子も押さないし、保証人はやらないよ!相手が日本人でも誰でも」というと「そういうのじゃないです!連絡先と名前だけでいいんです」という。

 まぁそれならと連絡先と名前を伝えた。そのころ友人は婚約中。ぼくもだんだんと腹がたってきた。こんな不条理があるかと。友人夫婦は日本でこの先も暮らしていって、子供も生まれるだろうし、税金も払ってくれるだろうし、そんな前途有望な若者のスタートをこういう形で挫くかと。不動産屋から電話がかかってきたら「バカヤロー!」(猪木風)といってやろうと思っていたのだが、電話はかかって来ず、友人は家を借りることが出来た。

 この話を在日コリアンの友人にしたらぞろぞろ出て来るおかしな話。出生届に証券会社の口座開設。日本人だったら面倒くさくはあるが気に留めない不便と不条理がぞろりぞろりと。

 そんな話を書きました。リアルに日本で起こっている不条理を刮目して読んでくれっ!


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