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月刊イオに記事が掲載されました。2022年の総括

 

  今年最後のお仕事は月刊イオ(朝鮮新報社)。アントニオ猪木さんの追悼記事を書きました。

 猪木さんをどう評価するか。北朝鮮の感覚、勘所をつかんでいる唯一の日本人であったといえます。北朝鮮を怒らせるのはたやすい。何なら今からでもヘイトスピーチのひとつでもやってみれば、数倍の罵詈雑言が返ってきます。

 しかし何をしたら喜ぶか。どうやって懐に入り込むか。これは難しい。それを知り尽くしていたのが猪木さん。何かに学んだのか。ブレーンがいたのか。元気ですかー!というひとことで突っ走ったのか。そこは不明ですが、人脈だけでなくその術を継承できず亡くなってしまったことに痛恨の念を感じ得ません。ささやかながら、自分が闘魂を継承出来ればと考えてもいます。

 ここからは一年の総括。 

 相変わらずコロナで北朝鮮本国に行けず。これが痛いんですよね。現場を見て咀嚼して伝えるのが持ち味なのに、もう3年目?中国の状態を見るに「あと5年は訪朝は難しくないか?」という話も。一方で内外情勢調査会の奈良講演は過去最高の出来でした。昼の仕事も弁が立つ好循環。明らかに成長してます。

 そして「月刊イオ」では北朝鮮音楽公演についてのコラムとアントニオ猪木さんの追悼記事を。誰か他にも書くでしょ?と思っていたらまさかのぼくひとり。この記事の反響が結構よくて、自分の書く方向性に自信がつきました。

 猪木さんの記事は本当に残念だけど、これはぼくが書くしかないと思いました。僭越ですが「闘魂」を継承出来れば。

 週刊金曜日では在日コリアンの不動産賃貸差別と、朝鮮半島情勢についての朝鮮大学校准教授へのインタビュー。このインタビューが奈良講演のベースになっています。あとはミリタリーバランス、自分の北朝鮮への関心への原点に戻っての資料蒐集。なぜ北朝鮮はミサイルを撃ちまくるのか?という話が出来るレベルまでまとまりました。

 来年の話ですが、いよいよスケジュールも真っ白なので、自分を売り出していく方向に舵をきろうと思っています。noteで書いたことをベースに、旅行記みたいにまとまれば。石丸元章さんの「平壌ハイ」のテンションで。

 更新をサボっているnoteでの執筆も頑張ろうと思います。みなさんの元気を?分けて頂ければと思います。

 2023年もよろしくお願いします。

 

 お仕事募集のお知らせ

  北朝鮮に関する講演、執筆のご依頼がございましたらお気軽にお問い合わせください。

 一般社団法人内外情勢調査会講師として多数講演。専門書店、朝鮮学校、日朝交流団体、民族派団体、左右国籍問わず「北朝鮮の面白さ」について話します。
 在日コリアンの人たちとの交流も多く、彼らの視点、ミサイルと核以外の視点で北朝鮮を見てみると、今の情勢、よくわからない隣国の姿が意外とくっきり見えてきたりします。そんな補助線を引く仕事をしています。

サポートいただけたら、また現地に行って面白い小ネタを拾ってこようと思います。よろしくお願いいたします。