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俺じゃなかったら、、

前回のあらすじ

ネット回線会社も決まり、夢のIT生活に一歩近付いたのである。


今回は、回線工事で起こった話です。

因みに、誰かを責めようとか、ふざけるな!という意図は全くなく、こんなことが起こるんだー。と、読んで少しでも楽しんで頂けたら幸いです。




今日は、待ちに待った、回線工事の日。

長かった。。

心なしか、いつもより空も青く感じる。

感慨に耽っていた私。


そんな清々しい朝にかかってきた電話から、長い2週間は始まるのである。


〇〇さん

「おはようございます。今日、回線工事に伺う〇〇と申します。今、回線工事が立て込んでまして早く伺っても良いでしょうか?」

「はい大丈夫ですよ。お待ちしてます。何時頃になりますか?」



〇〇さん

「今からなのですが、、」


い・ま・か・ら・・10分くらいだと思っていた。。

私の工事予定時間が朝一番だったので、さらに早くなる。ちょっと予想外の早さ。

でも、それだけ早く工事が終わるという事だ。


「大丈夫です。お願いします」



ということで、少し早めになった工事。

知らない人を家にあげるのってなんか緊張するなー。と、ドキドキしつつ待つ。

来るゴンドラ?付きトラック。

降りてくるコワモテのお兄さん(前回の体験により、ネットに関わる人が怖く見える)


挨拶をし、始まる工事。


お兄さんによると、工事とは名ばかりで、前に住んでいた方が回線をひていたとの事。

通信を確かめるだけ、で済むらしい。


器具を刺し通信を確かめていたお兄さんが、全ての始まりとなる一言を発する。




お兄さん

「あれ?」



なんて小さい呟き、、

俺じゃなかったら、聞き逃しちゃうね。。


「何か問題でもありましたか?」


お兄さん

「大丈夫です。外の電柱のところで回線が調子悪いみたいで、、見てきますね」出て行き、しばらくして、、


お兄さん

「大丈夫でした。これで工事は終わりました。では」



と無事工事が終わり、ルーターとONUを繋ぐ。IPoE方式のIPv4 over IPv6接続の契約なのでルーターは自動接続である。


ここで、いきなり訳のわからない単語が出てきて頭の痛い方に、ざっくりと。

知っている方、興味のない方は飛ばしてください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

PPPoE方式とは従来の方式。


端末機器をネット接続する場合、電話回線網とプロバイダーを接続する、ネットワーク終端装置を必ず通る必要があり、通信量が増加すると混んでくる。通信速度が遅くなる。


高速道路の現金のみの料金所みたいなイメージ。


そして、IPoE方式とは新しい接続方式で、ざっくりと、

高速の料金所、ETCのイメージ。

早いし、簡単に接続できる。というものです。







IPとはインターネットプロトコル

v6とはバージョン6のこと

インターネットプロトコルとは

インターネットで通信を行うためのルール

今までは、v4が主流だったのですがその最新がv6となります。


インターネット通信の一番新しいルールということでしょうか。



ネット回線を道路にたとえると、


IPv4は舗装前の1車線道路。


IPv6は舗装された複数車線

となり、要するに、


IPv6は最新なので、回線が安定し、早い。

ということのようです。

IPoE方式のIPv4 over IPv6接続とは、

ETCで料金所も楽々。さらに舗装前1車線、舗装複数車線どちらの道路も走れるよ。

ということなのです。

接続設定の際、従来なら必要な、ユーザアー名や、パスワードもいらないという接続の簡単さもあります。




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つながったー!!

色々な思いが胸に込み上げる。よし、早速、ネットに繋いでみよう!!

いそいそと携帯電話のWi-Fi設定でパスワードを打ち込み、確認。



できてるー!!!携帯と連携できたー!!

これは、小さな一歩だが、今からのIT化に進む私には偉大な飛躍である。


その時、私の脳裏にはアームストロング船長の足跡が浮かんでいた。


よし、早く仕込みにいかなくては!!

大きな仕事を終えた私に、新たな任務が訪れる。

そして、仕込みが終わり、帰ってきた夜、


新たな問題が立ち上がるのである。。。


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