マガジンのカバー画像

洋書の本棚

13
洋書(未訳のものと翻訳本があるものの両方)をこちらにまとめています
運営しているクリエイター

記事一覧

大阪翻訳ミステリー読書会(『殺人は太陽の下で』)レポート掲載と続刊『Death at Par…

私が世話人を務めている大阪翻訳ミステリー読書会のレポートが、翻訳ミステリーシンジケートの…

CWA賞二冠に輝く人気ミステリー作家 マイケル・ロボサム入門&未訳作品『When You Ar…

前回、前々回と伊坂幸太郎の小説を紹介したが、伊坂作品を好きな人にぜひとも読んでほしい海外…

パンデミックを生み、パンデミックを乗り越えた親子の絆を描いたディストピア小説 Ev…

こちらのブログを読んで、Eve Smithの3作目が出ることを知りました。 2020年、パンデミックの…

ロマンス小説を脱構築したロマンス小説 エミリー・ヘンリー『本と私と恋人と』(林啓…

さて、みなさんは〈ロマンス小説〉といったら、どんなものを思い浮かべるでしょうか? 地味で…

『The Best American Short Stories 2022』③ 香港の雨傘運動、ニューヨークのコロナ…

BASS(Best American Short Stories 2022)のシリーズの前回「Post」の紹介で、現在起きている…

『The Best American Short Stories 2022』② パンデミックに襲われたニューヨークの…

前回に続き、『The Best American Short Stories 2022』の収録作品を紹介したいと思います。タ…

現代のアメリカを代表する短編集『The Best American Short Stories 2022』① ローレン・グロフ「The Wind」 

さて、6/24の『マナートの娘たち』読書会に向けて、現代を代表する短編小説をもっと知ろうと、『The Best American Short Stories 2022』を読んでいる。 この本にはタイトルのとおり、2022年にアメリカで発表された短編のなかから選りすぐった20編が収められている。毎年刊行されているが、選者は年によって変わり、2022年はアンドリュー・ショーン・グリア、前回紹介した『レス』の作者が務めている。 個々の収録作品の前に、冒頭に掲載された選者による評

サラ・ポーリーが映画化したミリアム・トウズ『Women Talking』暴行を受けた女たちの…

現代社会から隔絶された集落で暮らす、キリスト教の教派メノナイトの女たちは、ここ数年ばかり…

女性同士の恋愛を描いた全米図書賞受賞作 Malinda Lo『Last Night at the Telegraph C…

今回は、中国系アメリカ人作家Malinda Loの『Last Night at the Telegraph Club』を紹介した…

スティーヴン・ローリー『The Guncle』 ゲイのおじさんによる愛と再生の物語  クリ…

デビュー作の『おやすみ、リリー』がアメリカでも日本でも話題を呼んだ、スティーヴン・ローリ…

Celeste Ng(セレステ・イング)『Everything I Never Told You』(『秘密にしていた…

中国系アメリカ人の人気作家、Celeste Ng(セレステ・イング)が2014年に発表したデビュー作『…

マット・ヘイグ『Midnight Library』(訳書『ミッドナイト・ライブラリー』)あなたの…

マット・ヘイグ『ミッドナイト・ライブラリー』(浅倉 卓弥訳)が出る前に、原書『Midnight Li…

【出版持込ステーション】エリザベス・ハンド『Curious Toys』 男装の少女がヘンリー…

さて突然ですが、翻訳者ネットワーク 〈アメリア〉には〈出版持込ステーション〉というものが…