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0121「アナ雪に引き替え俺たちは」

日記を見返すと、ラスベガスから帰ってきた1/13に、同僚の鍛治屋敷さんの努力にやられて、「1日20分でも新しい要素技術を学ぼう!」と思って、堤修一さんの「実践ARKit」を購入して1日20分ちゃんと集中して理解をしている。これは本当に何で今までやっていなかったのかという良い習慣で、この本は終章を残してほぼ読了することができたし、そもそもSwiftは仕事でも書きまくっている言語なので、かなりとっつきやすく全体を理解できた。

SceneKitの復習にもなった。繰り返すが、これを1年続けるとかなりいろいろ理解が深まるなと思う。案件で書かなくちゃいけないコードは私の場合、来た案件に必要とされる言語と領域で書くので、要するに案件次第で自分のスキルの方向性が規定される。ので、機会がないと興味があるものに手が出せないというような状況が生まれてしまっていたのだが、「ああ、自分で勝手に勉強すりゃいいのか」ということがわかった。

今日のニューヨークは気温-14度、iPhone天気の体感温度は-25度だった。娘が仮住まい時代にオンデマンドで目にして盛り上がってしまったFrozen(日本でいう「アナ雪」)が家だとApple TVじゃないと見れない感じだったのだが、うちの場合日米のアカウントをちょこちょこ切り替えるので、それがやりやすい新しい型のApple TVを買いにApple Storeに出かけた。ワイヤレスヘッドホンを着用して出かけたら、たぶん寒すぎてヘッドホンから謎の電子音がし始めた。こういうものは熱くなってどうにかなることはあると思うが、寒すぎてどうにかなるのも珍しい。耳をむき出しで歩いた関係で、夜になっても耳がひりひりする。

アメリカで車を借りるとたまにCarPlay対応車だったりすることがあって、そういう場合車のタッチパネルで自分のiPhoneを操作できたりして新鮮だ。最近はGoogle Mapsも対応していて、携帯端末の方にはルートの文字情報が出て、車のパネルの方に地図が出る。スマホとかが普及してから日本で運転をしたことがないので、そういうのが日本にあるのか、普及しているのかどうかよくわからない。

アメリカでニュースを見ている限り、あおり運転とか怖いニュースが多いし、首都高複雑だし、日本ではあまり運転したくない感じもする。
Apple TVも、知らない仕組みが結構あって面白い。ケーブルテレビのアカウントを登録すると、普通にApple TV経由でケーブルテレビを見れたりする。つまり、テレビ回線を引かなくても、ネット回線さえあればテレビが見れるということになる。仮住まい時代に買っとけば良かった。テレビが見れなくなってしまった関係で、「まんぷく」の話について行けなくなってしまっていた。tvOSで何かつくってみようかなーと思ったりもする。

で、新しいApple TVが来たので、娘の横で「Frozen(アナ雪)」を観た。アナがどっかの王子に騙されて婚約しちゃう場面の「Love is and Open Door」とかすごいかっこいい曲なので好きなのだが、真面目にじっと見ると、そんじょそこらのミュージックビデオより全然繊細に「間」というものを捉えていて、きっとそういうものにシビアな子供から大人までが飽きない絵の展開をつくっていて、本当に素晴らしいなと思う。こないだショートフィルムの賞の審査をやったのだが、こういう濃密に間を計算しているような観ていて嬉しくなるようなものはちょっとしか存在しなくって、やはりディズニーはガチだなと思う。子供も含めた多くの人にこういうものを提供して勝負する場合、八百長のしようがない。

本来広告でもなんでも人に届ける表現物である限り八百長のしようなんてないんだけど、謎の自家中毒的な八百長が横行した結果、デジタル広告クリエイティブ業界的なものの中での評価システムは相当によくわからないものになってしまったし、アメリカで働いているとあからさまに業界が空洞化し始めるどころか、空洞化し終わっている感があるのでもう本当に自業自得というか、数年前に私が目くじら立てて怒って悩んでいたことが現実になっちまった感じがあるのだが、そういうのはそういうメディアで書けば良いし、そうなったらそうなったで楽しく仕事はできているのでそれでいいし、ディズニーの素晴らしさを忘れずになんかつくろうと思う。

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