見出し画像

0104「楽しく生きていけそう」

今日はやっと仮住まい最終日で、本来の家に戻った。荷物を運び込んでから掃除や片付けなどをガーッと行った。友人が滞在しているので、手伝ってもらって助かった。もともとオフィスに行かずに自宅作業するつもりになっていなくて、会社に行こうとしてわりと嫁に呆れられてしまった。私はそのへんの感覚がすごく適当なので、嫌な思いばかりをさせてしまって申し訳ない。

今日ちょっとショックを受けたのが、また別の友人で同じように家族でニューヨークに引っ越してきている方(子持ち)が、夫婦で出かける時間をつくるためにベビーシッターに子供を見てもらっているということだ。その方によると、「これは、奥さんが自分を殺さないためのコスト」なのだそうだ。うちは、ニューヨークに移住してから断続的に子供が生まれたし、そもそも来た頃には長男もまだ小さかったので、実はほとんどというか恐らく全く、2人でニューヨークの街を歩いたことがない。必ず子供がいる。そういう時間を恣意的に確保するという発想を恐らく2人共持っていなかった。そうか。ベビーシッターさんをお願いすると、2人で出かけることが可能なのか。ということで、やはりこの日記を有料にしたらそれも可能かなあなどと考え始めた。

今日は初めて、カヴァ専門のバーに行ってカヴァを飲んだ。カヴァというのはコショウ科の植物の根っこを粉にして水に混ぜてどろどろにしたもので、飲むと酔って、コミュニケーションがしやすくなり、不安がなくなるらしい。ポリネシアで伝統的に飲まれてきた嗜好品だ。
で、これはアメリカでは完全に合法で、ニューヨークでもちょっと前から、カヴァ専門のお店がオープンしている。
というわけで、いよいよ入ってみるかということで入ってみた。East VillageのKavasutraだ。

まず、初心者向けのやつ($10)を注文し、飲む。お店の人によれば、初心者はそんなにすぐに効かないので、たくさん飲んだほうが良いらしい。
というわけで初めてなのでたくさん飲まないといけないのだが、これが超絶まずい。普通に苦い。
ところが、すぐに効果のようなものが現れ始めた。舌とか唇がひりひりする。麻酔にかかったような感じ。一杯だけだったので足りなかったのかもしれないが、確かに不安感は減退し、楽しく生きていけそうな気がしてきた。ちょっと違うが、この「怒る気なくなる」感は、サウナに近いかも知れない。
効き目は短くて、数十分したらすっかり抜けた感じがした。写真を撮ったのだが、超ブレていた。

っていうだけの話なのと、今日は会社の新年会もあって飲んでしまって眠いのでこんなものなのだが、カヴァは、私のようないつも何かに怒っている感じの人にはとても良いのかもしれない。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!