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SDGsについて屈折しきった香ばしい気持ちをぶちまけてみせようの巻(エッセイ#8)


#未来のためにできること

まず、問いかけたい。MDGsをご存じですか?

おそらく99%の人がご存じないのではなかろうか。

これはミレニアム開発目標というやつで、2000年から2015年までの国連目標だったものだ。

SDGsはそれの後釜で、2015年から2030年までの目標。

知名度では圧倒的な差をつけてSDGsに軍配があがるだろう。現在、SDGsの文字を見ない日はない、といっても過言ではない。

この温度差はなんなのだろう?

どちらも、よりよい世界を作るための目標なのに。

SDGs。無視されたMDGsのことを懸想すれば、一種のブームとしか思えない。なんでもかんでもSDGsに結び付けて、僕やってる私やってる我が社もやってる、うちの国もやってる状態。
これでやってる感だして、世間から後ろ指刺されないようにしよう。なんならこれでイメージ良くなって売り上げあがらんかいな、げぇっへっへ。
そんな声が聞こえてこないか。

だから、「こんな感じでやってますよー」というCSRの内容をよくよく見れば、本質的にはあんまり関係なさそうだったりする。というのも、SDGsは幅広い目標を掲げているので「どうにかこうにかこじつければ何かには当てはまらないこともない」というコロナ補助金も真っ青なウルトラCが可能だから。

だいたい、よりよい未来というのは人によって異なるはずなのに、みんなで同じ方向むいて突き進んでいこうぜ! というパレード感が気に入らない。

ダイバージェンスはどうした? SDGsを推進しないという意見は、多様性の中に出てくるはずだろう? その意見を握りつぶしておいてダイバージェンスをのたまうなど、ヘソで茶が湧く。


さて、なぜこんな屈折した文章を書いているのか?
タグをみてほしい。
未来のためにできること、というお題で応募があるのだ。
グランプリになれば15万である。

未来のためにできること。
それは、このエッセイを投稿し、15万の夢を見ることである。


地球環境?

地球は岩石の塊ですよ?

意識があるんですか?

「地球に良いこと」って言いながらやる活動って「誰かの利益にとって良いこと」って意味ですよね?

そういうおためごかしな取組は反吐が出るほど嫌いだ。

よくわからんフワフワした目的語を使わず、きちんと言って欲しい。

私を助けて欲しい。と。

金をくれ。米をくれ。と。

褒めて欲しいと。

そのほうがよっぽど助けたいと思う。

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