髄の年輪のモノローグ 第0回 プロローグ(兼、予告)

 もの書きのお仕事をはじめて17年になる。今は小説や専門的なコラムなど様々なものを書いているが、最初は音楽ライターだった。
 前々から音楽が大好きで、文章を書くのも得意で、音楽雑誌をよく読んでいたから音楽ライターという職業の存在も知っていた。そして、とあるフリーペーパーに音楽ライター募集の告知が出ていたから、飛び込んだ。それから、フリーになったり、筆名が変わったりしつつも、書き続けてきた。

 中学1年生のある夏の日を境に、音楽に溺れた。20年以上前のことだ。それ以降、多くのアーティストに遭遇し続け、音源を聴き続け、ライブに行き続けて、今に至る。
 素敵な出会いもあったし、悲しい別れもあった。ラストライブに立ち会ったことも、立ち会えなかったことも、訃報を目にしたことも、たくさんある。

 音楽は一過性の存在ではない。一度放たれたなら、ずっと残り続ける。 姿を変えることも、色褪せることもない。数十年前の曲を日常的に聴いているなんてよくある話だし、日々鳴り響いているクラシック音楽は数百年前に生まれたものだ。
 人間は、日々を生きていくと、いつの間にか歴史の証人と化す。どうやら、私も既にそうなっていたらしい。

 書き残すことにした。あの頃をこの耳で聴きこの目で見ていた証人として。これからを生き新たな歴史を見る者として。
 もちろん、最新の音楽も大好きだし、素敵な作品がたくさん生まれ続けているのは嬉しいことだし、ちょくちょくライブハウスに行ったりもしているけれど、今の私を作ったのは間違いなくあの頃の音楽なのだ。だから、私は、書く。

 書くにあたり、ある程度の縛りがあったほうがよさそうなので、下記の条件でやってみることにする。

・音楽作品のレビューを書く。主にアルバム単位だが、そうでない時もあるかもしれない
・対象となる作品のチョイスは、私の個人的な趣味と思い出に基づくものとする
・「十年ひと昔」という言葉に則り、起点をレビュー掲載日とし、そこから10年以上前にリリースされた作品のみを対象とする
・初回は2019年9月1日日曜日の太陽が出ている時間帯(朝〜夕方のどこか)に掲載する
・以降は隔週日曜日の太陽が出ている時間帯に更新する
・更新時に流体幻想実験室のTwitterFacebook流体幻想実験室のMastodonメールマガジンで告知する

 長く続けていきたいと思う。書きたいことはたくさんあるから。


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髄の年輪のモノローグ 目次:
https://note.mu/qeeree/n/n0d0ad25d0ab4

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