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カマラ・ハリスの履くコンバースが日本で流通しているものと違う理由。(#19)

米国初の女性副大統領最有力

アメリカ大統領選挙のジョー・バイデン候補が当選確実となり、勝利宣言も出て新大統領誕生の様相を呈しています。
バイデン候補が副大統領に指名するであろうカマラ・ハリス上院議員は有色人種の女性で、初の女性副大統領となる見込みです。
彼女はコンバースの愛用者で、実際選挙期間中それを履いて選挙戦を展開していたそうです。

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アメリカでは“Chuck Taylor”、“Chucks”、それに“CONVERSE”がTwitterトレンド入りしているそうです。

記事によるとこのようにあります。

“全体から見たら小さなことなのかもしれないけど、カマラ・ハリスが選挙戦でコンバースを履いているのを見て、嬉しくなった。女性は1993年まで、上院でズボンを履けなかった女性はヒールの痛みに耐え抜くように言われたそして今、副大統領候補がスニーカーで選挙を闘っている。

なるほど、自由を勝ち取ってきたのですね。

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注意!! コンバース・ジャパンと本国のコンバースは全くの別会社


ところで日本でもお馴染みのコンバース、実はハリス氏が履いている商品と同じブランドではありません。
日本で販売しているコンバース・ジャパンは、米国で展開しているのはナイキ傘下のコンバースとは競合会社です。
2社の間には国内(日本国内・米国国内)の商標の問題があり、また資本関係や業務提携関係がありません。
なぜこうなったかというと本国コンバースが一度破産したことに起因します。

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まあ、コンバースマニアでなければ、ただのややこしい話ですよね。。。

だから簡単にいえば、本流米国と、分流した日本市場において成長していった靴といった感じでしょうか。
まさにこちらもガラパゴス的進化、、、

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合皮の不健康なハイヒールより、コンバースの方が格好いい


2019年 #KuToo と呼ばれる社会運動があったことは記憶に新しいです。

靴を脱着する文化のある日本だからか靴の価値は蔑ろにされがちでしたが、女性差別という点だけでなく靴と健康といった点からも一考の余地があったのではないかと思います。
でも考えてみれば不思議ですね、足つぼマッサージはあれほど認知されているのに、靴について無頓着っていうのは。
ただ日本のコンバースはソールが薄くて長時間歩くと痛い、という意見もあります。
こちらもMADE IN JAPAN モデルなどでは本国以上のクオリティーで再現されています(ただし、少し高い)。


カリマ・ハリスになるのは大変だ

今回の選挙戦で評価を得たスニーカースタイル、それゆえ日本でマネするのは少し大変です。なぜって本国の、ソールが厚い本国コンバースを入手するが少し手間だからです。
ですが、同じようにハリス氏も日本のコンバースを愛用し難いかもしれません。むしろ憧れる可能性すらあります。
彼女にできないことを出来ている、そう考えるとハリス氏のようになるのではなく、彼女が真似できない自分になった方が早いですね。

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頂いたものは知識として還元したいので、アマゾンで書籍購入に費やすつもりです。😄