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2023年、大事なキーワードだけ言っておく。

(2023年1月1日放送) 


全部AIでいい。


2023年、あけましておめでとうございます。
今年はいい年になりますよ。

今年初めての放送では、今年の大事なキーワードだけを言っておきます。

2023年~2025年で急激に世の中を本当に変えて、とても身近になると思っていることがあるので、先にその大前提を話して、2023年のキーワードを1つだけお伝えします。

それはビジネスにも生活においても重要なことです。

スマホは今みんなが持っているものです。紆余曲折の上みんなが使うようになりましたが、その20~30年前に、電子手帳というものがあったのです。

日本版だとZaurus(ザウルス)、アメリカから入ってきたものではPalm(パーム)があって、手の中でメモとスケジュール管理ができるという液晶画面でした。

でも30年前まで戻ればまだワープロで、パソコンも大きな企業では電算室とかコンピューター室といわれるところに置いてあるだけで、電子手帳はみんな持っておらず、特殊な機材という時代でした。

電子手帳は、持っていたらものすごく珍しがられました。

つまり変人だよね。

その昔はカセットテープがMDというメディアになって、「電子手帳、使えないじゃん。紙の手帳でしょ」という時代もあり、携帯プレーヤー(ウォークマン的なもの)が出てきました。

その後、ハードディスクとか持っているデバイス自体に音楽を入れるようになり、今はネットにつながる感じで音楽が聴けるじゃないですか。

この3つの流れは、全く別だったんです。

つまり、電子手帳を持っている人は「変人」。
ワープロを持っているのは「仕事をやる人」。
パソコンは、パソコンというものを「特別勉強した人」が使うもの。

これが30年前の認識でした。

そのあと1997年、1998年あたりにIT革命がありました。

変だと思っていることが急に一般的になるのを理解してほしくて、この辺を解説しています。

「電子手帳を持っているより紙のほうがいいでしょう。100%紙のほうが優れているよ」みたいなことをオレはめちゃ言われていたわけ。

パームという電子手帳を使っていたときに、先輩から「おまえ、それに水がかかったらアウトじゃん。大事なミーティングをそれでやるなよ。お客様先で出すな」とか、めちゃくちゃを言われました。

コテツにも新入社員だった時代がありまして、今みたいに自分の考えを貫き通すようなポリシーを持ちきっていなかったので、「そうですか」と言って、先輩や周りからごちゃごちゃ言われるから、紙の手帳と併用していたわけ。

確かに、電子手帳は今みたいに最適ではありません。操作もわかりにくいし、これはみんな使わないよなと思っていたんです。

カメラマニアと一緒で、カメラが好きな方は昔オートフォーカスがない時代って、一眼レフのピントを手で合わせていました。今はスマホでしか写真を取らない人がいたらカメラといっても操作の意味がわからない人がいると思いますが、昔はオートフォーカスがなかったので、筒型のレンズをいじってピントを合わせていたんです。

だから素人はボケた写真しか撮れなかったし、
何を撮っているかわからなかった。

それぐらい電子手帳は「はあっ?」と言われていたのですが、で電子手帳が携帯電話のほうに寄り道をして、携帯音楽ツール(ウォークマン)のように携帯音楽を聴くものが合体してきて、急激にスマホというものに形を変えました。

電子手帳がスマホという名前になって、その3つが合体して、みんな使うことになったというぐらいの劇的な進化がありました。

ここから大前提として、オレは「全部AIでいい」という時代になってしまうと思っています。

というのは、2022年、本当にもうこうなってしまったのかと思ったことがあるからです。

AIとかロボットの自動化は、クリエーティブの世界はいちばん起こらないといわれてましたが、今イラストがAIで描けるでしょう?

友達も、多分もうAIでいい。

それが2023~2025年で急激に来て、性格を指定してAIで「友達を買える」ようになり、「もうAI友達でいいや」ということになってくるわけ。

占いだろうが、コンサルティングだろうが、カウンセリングだろうが、「AIで済む」となるとオレは思っているわけ。

これが2023年の大事なキーワードの前の大前提で、急激に変わってしまうと思っています。

「オレはもうAI家族でいいや。お父さんにいつも勉強しろと言われるし、お母さんにゲームばっかりするなと言われるし、もうAIファミリーとやっていきます」みたいな。AI恋人でいいですよね、本当に。それはそれとして、「もう仲間は要らない」となりそうです。


対面という希少価値


それを踏まえた上で4つの重要なキーワードがあると思っていますが、前提を話しているうちにもう7分過ぎてしまいました。あと3分で1個のキーワードだけ言いますね。

2023年はリアルな人との接し方、コミュニティづくりができるか、うまいかみたいなことが、結構成否を分けると思っています。

生身の人間と押し合いへし合い、コミュニケーションの押しくらまんじゅうをする必要がくなったし、おまけにコロナもあったので、コミュニケーションはすごく下手だと思う。

男性は本当にもじもじしているし、女性は自己承認欲求の固まりみたいになって、インスタやティクトクで、ウケることしか考えないようになって、リアルなコミュニケーションが、とても下手になっていると思っているんです。

仕事でもプライベートにおいても、その人自身のブランド化においても、ビジネスのブランド化においても、ファンコミュニティといえばファンコミュニティだし、自分の熱狂的支援者、応援してくれる人とのコミュニケーションの取り方でリアルな人との接し方をどうやり切るかが、2023年全ての勝負を決めるとオレは思っています。

2022年の春ごろ、コロナの緊急事態が開けてから、徹底的にリアル対面を増やしました。2023年もリアルでさまざまな人との交流とか、さまざまなプロジェクト、趣味趣向、トライに関して、人とのつながりやコミュニティ化をぐいぐい推し進めようと思っています。

コテツゼミは、コロナ禍においてもリアルな会場を借りて毎月講義していました。

一番コロナが厳しかったときは、40名入る会議室に、オレと運営の人と、あと1人だけ来て、というのをやっていた。でも、絶対にリアルの重要性が高まると思っているわけ。スマホでできることバーチャルでできることには、差が付かないんです。

だって、自分が重要なポイントを握っていないから、スマホでできないことをやらないといけないし、AIでできないことをやらないといけないので、直接対面して意味のないことをごちゃごちゃしゃべって、魅力的だとか、感じがいいとか、空気感で関係がつくれると思われるか思われないかというのが、めちゃくちゃ希少価値になるんです。

ということで、2023年も一生懸命しゃべっていこうと思いますので、興味がある方は、できればコテツラジオを1回目から聞き直してほしいです。

久々野智小哲津でした。


本文は
コテツがVoicyの「ブランディングと商売の話」で語った内容を
文章化し加筆したものです。
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