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近くを見るか、遠くを見るか


コロナ禍になってからというもの、ほとんど友人と会わなくなってしまった。

特に私は1人旅が好きなので、最初の方は旅行に行けないもどかしさを感じていたが、2年も経つとそんな状態にも慣れてしまった。テレワークで、丸2〜3日間外に出ない日もざらにある。

本はかろうじて読むものの、休日の情報収集も娯楽も息抜きも、ほとんどスマホに頼っている。


そんななか、『ここは今から倫理です』(雨瀬シオリ)という漫画で、こんな言葉と出会った。

「刻一刻と目は衰えていくのに…若く新しい目をケータイなんかに使っちゃいかん」
「若者はボヤけずに遠くを見られるから若者なのに」

若者の範疇がどこまでかは置いておくとして、とてもハッとさせられた言葉だった。

遠くを見ることの良さは、もちろんわかる。

一方でケータイ(スマホ)は、現代人にとってなくてはならいものだ。

ただわたしは、コロナ禍のこの2年間、遠くを見ることができていただろうか?

(おそらく)まだボヤけていない目を、きちんと使うことができただろうか?

これからの休日は、目がボヤけないうちにより広く、遠くを見られるようにしていこう。

そう背筋ののびるような、言葉との出会いだった。

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