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光る君へ 第761幕

2024年のNHK大河ドラマは、『光る君へ』。
1月7日(日)から始まったね。
本日は、『光る君へ』をご紹介したいと思う。


『光る君へ』は、平安時代の恋愛長編小説「源氏物語」の作者で、吉高由里子が扮する紫式部の人生を描く、1000年以上前の平安時代を舞台にした男女の愛憎劇。
脚本は、2006年の大河ドラマ「功名が辻」やドラマ「セカンドバージン」「大恋愛〜僕を忘れる君と」「星降る夜に」などを手掛けた大石静さんが担当。

1. あらすじ

10世紀後半、京で生まれた一人の女の子。まひろ(吉高由里子)と名付けられる。父・藤原為時(ふじわらのためとき、岸谷五朗)は漢学や和歌に秀でた文人の家系だが、下級貴族である一家の暮らしぶりは豊かではなかった。

まひろの文学の素質は幼い頃から際立ったものがあり、弟への講義を横で聞くだけで、漢学も和歌も覚えてしまうほどだった。学問はまひろにとって、心の中の豊かな世界観の礎となる。

少女のまひろが出会った運命のひと。それがのちの最高権力者となる藤原道長(ふじわらのみちなが、柄本佑)である。まひろと道長はやがてお互いに惹かれあっていく。しかし両家の家格の違いと、まひろの母の死にまつわる秘密が、二人の関係に影を落とす。

その後、父の受領(ずりょう)としての赴任先・越前に同行したまひろ。一方で、道長はライバルを蹴落とし、権力の階段を急速に上り始めていた。まひろは思いを断ち切って、京に戻り藤原宣孝(ふじわらののぶたか、佐々木蔵之介)との結婚を決める。宣孝とは父ほども年が離れており、娘を授かったものの、わずか一年で夫が急逝。まひろはシングルマザーとなる。

道長は、天皇に娘を入内(じゅだい)させ、いずれは天皇の祖父=外戚(がいせき)となることをもくろんでいた。天皇、道長たち貴族、そして妃(きさき)や姫たちの複雑な人間関係を聞き知ったまひろ。子育てのかたわら、一編の物語を書きはじめる。主人公は皇子でありながら、臣下となった光る君。その呼び名のとおり光り輝くように美しい男性だ。「源氏物語」の評判はまたたく間に広がり、まひろは、道長から、娘に后としての教養を授ける女房として宮中に上がるよう、強く誘われる。

一人娘の養育のために、宮中に上がることを決意するまひろ。宮使えのかたわらで、道長のバックアップを得て、乞われるままに源氏物語を書き進む。書き上げる端から周囲が奪い合うほどの人気ぶりで、女性たちはもちろん、天皇までもが源氏物語に魅せられる。物語の登場人物「紫の上」にちなんで、まひろに「紫」の呼び名が冠されるほどだった・・・

2. 紫式部と清少納言

紫式部と清少納言は、ライバル視されることが多い。
同じ平安時代の女流作家であるからだ。

清少納言は、著名な歌人・清原元輔の娘で、博識との評判。
一度目の結婚時に一男を儲けるが、夫とそりが合わずやがて離婚。
この間に、一条天皇の后である藤原定子の女房として出仕することになる。
定子は、宮中でサロンを作り、清少納言の書いた「枕草子」は、大評判となる。
しかし、定子の父が流行り病で死に、兄が道長との権力闘争に敗れると、定子は髪を切り出家してしまう。

その後、道長が娘の彰子を一条天皇の后として入内させることとなる。

清少納言と紫式部が宮中にいた時期には10年ほどの差があり、面識はなかったはずだ。

しかし紫式部は、先輩である清少納言の人気ぶりに嫉妬していた節がある。

紫式部が書いた「紫式部日記」の中に、清少納言のことを「漢文の知識をひけらかす鼻持ちならない女性。あのような、人と違うことばかりを好む人は、ぞっとするようなひどい時にも『素敵(いとをかし)』と感動することを好み、そのうちに自然と的外れで中身のない人間になってしまいます。そんな中身の無くなってしまった人の成れの果ては、決して良いものにはならないでしょう』と酷評している。

まあ、日記の中だからいくらでも言えるけどね。🤣

枕草子も、源氏物語も、主人の定子と彰子のサロンを盛り上げるべく書かれたもので、誇張や相手を下に見下したい気もわからなくはない。

でも私は、清少納言のどこか俯瞰した見方、淡々と物事を眺め、何事も楽しんでいる姿が垣間見える「枕草子」が大好きだが・・・🤣

紫式部と清少納言について面白い動画があったので、ご紹介する。
ぜひ、ご覧ください。

3. 『光の君へ』視聴後の感想

第一回目の放送を視聴した感想を述べてみたい。
紫式部(まひろ)と藤原道長(サブロウ)の子供の頃の話だった。
そして、初めて二人が出会うのだ。
幼い二人は、恋心を抱くようになっていく・・・
中々、面白い第一回であった。

第二回以降、紫式部役の吉高由里子さんと、藤原道長役の柄本佑さんが、登場していくことだろう。

源氏物語の主人公の「光源氏」は、道長がモデルであると言われている。
今後、紫式部日記に書かれた、清少納言についての描写があるのか、ないのかが気になるところではあるが・・・🤣
脚本家の大石静さんの手腕に期待したいところだ。

まあ、第一回目の放送としては、子供の頃の描写と人物紹介から入る典型的な入り方と、衝撃的なラストという、今後へ期待させる出だしであったと言えよう。
今後に、期待したい。
楽しみに次週を待ちたいと思う。


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では また次のnoteで お会いしましょう。

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