自殺に便乗している皆さんw

はじめまして。

いきなりこんなタイトルで恐縮です。

Twitterだと長くなりすぎちゃうことをこちらにかけたらと思い、note作成に至りました。

さて、タイトルにもあります通り、自殺が話題ですね。

フジテレビのテラスハウスの出演者さんのようです。

テラスハウスにレスラーの方が出演されていたのですね。(芸能人目指してる系の人が出てるんだと思ってた。)

従来、自殺がニュースとなると、

「もっと生きてほしかった」

「残念です」

「本当に死ななきゃいけないほどなのか」

「彼女をここまで追い詰めたものとは」

みたいなところでTwitterは盛り上がるんですが、

今回は総じて

「誹謗中傷はダメ!」

というものが多く、今までの自殺ニュースとの大きな違いを感じております。

誹謗中傷とは…?

誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)とは、他人をそしる(誹る・謗る)こと、あるいは徹底的な悪口などを言うこと。単に中傷(ちゅうしょう)とも言う。

謗るとは…?

人のことを悪く言う。非難する。けなす。

改めて誹謗中傷の意味を捉えてみると、至ってシンプル。

相手が傷つくかどうか。

ではないんです。

とにかく「相手を悪く言うこと」が誹謗中傷なんです。

傷つかなくても誹謗中傷は誹謗中傷。

今回の一件では、「何気ない言葉で傷つくから誹謗中傷はだめ」と積極的に啓蒙なさっている方をTwitterで多く見かけますね。

ここで私が思うことが4点ほど。

1,芸能界における誹謗中傷の現状
2,傷つくからだめなんじゃないんです。
3,じゃああなたは?
4,芸能人との距離感の歪み

1,芸能界における誹謗中傷の現状

仕事で数年関わった程度ですが、芸能界ってそもそもの考え方が少し古いです。

例えば、

・業界歴の長さが長い方が偉いし、先輩が全て優先。

・メールよりも電話(文章に残らない)、FAXも未だに使ってる。

・非ペーパーレス。

など。

未だにこんなことしてるの?みたいなことがちょこちょこあります。

服装自由なところはいいと思いますけどね。最高!

話は逸れましたが、未だに平成初期あたりで止まってる世界なので、誹謗中傷に対する考え方が、

「芸能の仕事していると賛否両論はつきもの」

「それが嫌ならこの世界向いてないね」

「じゃあブログのコメント閉鎖にすれば?」

みたいなところがあるんですね。

開示請求を事務所が主体でおこなうってのはごく少数で、基本は芸能人の方が個人でなさっていると思います。

自身も手配したこありますが、開示請求や削除要請もめちゃめちゃ面倒で、とりあえず泣き寝入りパターンが9割です。

そのため、「気にしたらだめ」みたいなことになっていく傾向が大変強いです。

基本的に今の芸能人ってそういうの気にしないタイプの人も多いですが、気にする人は、メンタルやられるか、異性に走るか、酒に走るか、クスリに走るか、引退か、ってところなんですが、、今回は自殺を選んでしまったというわけですね。

2,傷つくからだめなんじゃないんです。

先述のとおり、誹謗中傷という言葉には傷つくかどうかという意味はなく、とにかく悪く言うということが誹謗中傷なのです。

一生懸命Twitterで啓蒙なさって「些細な発言でも傷つくことがあります」と言ってる皆さん。

傷つくからだめじゃなく、悪口を言う行為がだめなんです。

傷つかなきゃOKだと個人差がありすぎます。

結局スルースキルが高い芸能人が「さすが!」「お強い」「芸能人はこうじゃないと」と言われて、また今までの世界に戻りますよ。

3,じゃああなたは?

実際、Twitterで「誹謗中傷だめ!」「傷つけちゃだめ!」と啓蒙なさってる人たち、我が身を振り返ってみましょう。

一度もないんですか?

ご自身の人生で、悪く言ったことも傷つけたことも、本当に一度たりともないんですか?

そんなことないと思います。

かっこつけていい人ぶって啓蒙してる暇があったら、自分自身を戒めたらどうでしょうか。

他人任せな人が多すぎます。

これも誹謗中傷となるのでしょうか?w

まずは自分から変えていこうと思いましたね、はい。

4,芸能人との距離感の歪み

これに尽きると思うんですよ。

昔なら、芸能人に何かを伝えたくても一生伝わらない、ファンレターや、せいぜい出待ちをしてやっと伝わるかどうか。といったところでしょう。

SNSが始まり、コメントができるようになり、ぐっと距離感は近づきましたね。

昔はコメントすら読まなかったような芸能人でも 、今はファンに寄り添う形が好かれますから、コメントに反応したり質問に答えたりも当たり前になってきました。

生配信や握手イベントなどもぐっと増えましたし、信じられないくらい近い距離感になりました。

こういったことも誹謗中傷をしてしまいやすくなる原因のひとつかなと思っています。

良くも悪くも、事務所を介さず直接言いやすくなったし、届きやすくなった。

今回のレスラーの方の活動は詳細には存じ上げないが、テレビの感想(誹謗中傷含む)をSNSへ直接届く形で多くの人から書かれてしまったことが発端なのではと思います。

もう出るな、やめろ、みたいな明らかな誹謗中傷が多かったようです。

芸能人と対等な気分になっちゃってる一般人が多すぎるんですね。

テレビなんて基本台本ありきだし。

炎上するほどやばい内容ならタレントよりも演出やディレクターに「意見」という形で言えば効果的かと思います。出るなとかやめろ、も本人に言ったってどうしようもないですからね。

距離感を勘違いしてる皆さん、感想も意見も演者ではなく制作の方に言った方がみんな幸せですよ。

…こう言うと、おそらく誹謗中傷していたひとたちの多くは制作側に連絡しないでしょう。

なぜなら、制作との距離感はまだまだあるから。

連絡をしたとしても、多くは誹謗中傷ではなく意見や感想として伝えることになるでしょう。

総括

・芸能人へ何か思うことがあるなら、番組制作者か所属事務所に「感想」や「意見」という形で伝えよう。

・誹謗中傷はだめ!って言ってる人は自分の胸に手を当ててみよう。


余談ですが…

今回の一件でわたしが懸念しているのは、

「意見があるけど、誹謗中傷になっちゃうかもしれないから、言わないでおこう」

となることです。

そもそも我々日本人って沈黙は金だったり、とりあえず黙っとこうみたいな風潮あるよね。(私はそれが苦手ゆえ貧乏くじ引きがち)

悪い意見言う人が余計なこと言った扱いをされ、最後まで黙ってた人が評価されたりとかよくある。

誹謗中傷扱いになるのを恐れて、何も言えなくなったり、SNSのコメントは褒め称える内容ばかり、って本当にそれでいいのか?

(安倍総理もこういう国民性の国だから死なずにここまできてるけど、普通の国家国民ならいま頃生卵とかトマトでも投げられてるか暴動起きてるか暗殺沙汰だぞw)

本件、Twitterで思いの外伸びてたんで、ますます「沈黙は金」が加速しそうだなって思いました。

芸能人がもっと言い返したりしてもいいと思うんだよね。

言い返さないのが大人な対応ってのも、もうこのSNSの時代に無理があるでしょう。

以上でーす☆

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