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自立と自律

ロックバランシングは言わば「石を自立させる行為」です。支えなしに立っている石の姿はすがすがしい。それは、誰にも寄りかからず自立した人間の姿を重ね合わせて見るからかもしれません。

尖った石のように、自立させるのがとても難しい石があります。とても難しいゆえに自立させることができた時、とてもうれしくなる。自立している時間はとても短いけれども、自立なんてできっこないと思われたものが確かに自立したことで、その時間だけでもその石は光り輝きます。光り輝かせることができた自分に対する達成感が心地よい。

自立させるためには、自律が必要になります。石と向き合う自分をコントロールする。重力を介して石の言い分(意思)を焦らず落ち着いて感じ取り、少しずつ動かしながら粘り強く調整し、自立するポイントを探します。

自分を律することで自立させられる。いや、自立させたことで自律できた喜びを感じるとも言えるように思います。自立と自律は深くかかわっています。
ロックバランシングをすることで自律神経も高まるような気がしています。

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