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職場で信頼される行動

職場で信頼されるために、どのような行動を取っていますか?

信頼は一方的に「するもの」であって、「される」ためにどうするかを能動的に考えている方は少ないと思います。
また、「信頼を築いていくのには時間がかかるが、崩壊するのは一瞬だ」と言われるように、信頼は時間をかけて築く類のものであり、「よし、今日信頼を作るぞ!」と意気込むものではありません。

誰しも信頼関係構築に向けて、実は信頼「される」ための行動を自然ととっています。例えば、新入社員は自分が貢献できることがあまりありません。
先輩社員の付き人となり、常に気を配り、先回りして行動する。相手への信頼を貯金し、少しずつ仕事を任せてもらえるようになります。

一方で、職場に慣れるにつれて、信頼「される」ための行動が減り、身の回りのことだけをするようになります。
「あなたは信頼されるために、チームにどのような貢献していますか?」
この問に対して、明快に答えることができるでしょうか。

昨今、日本の労働市場では欧米式のジョブ型雇用が輸入され、ブーム化しつつあります。ジョブ型雇用では、職務記述書(ジョブディスクリプション)に「職務内容」を定義します。これまでは「誰かがやらなければならない仕事」を助け合いの文化で補い合ってきました。こうした明確なジョブとして定義されていない、ジョブとジョブの間の”狭間の仕事”についても、誰が実施するのかを決める、言い換えると”狭間の仕事”の対価を明確にするのがジョブ型雇用です。
これまでは助け合いの精神のもと、率先して”狭間の仕事”を実施していた方も、ジョブが定義・限定されることで、本人の合理的な判断のもと「やらない」という決断をします。

ジョブ型雇用やテレワークなどで人間関係が希薄化しがちな中、改めて「信頼される行動」をとれているかをチーム内で確認し、相互に良質な働きかけをすることが求められているのでしょう。
職場で信頼されるための第一歩として、”狭間の仕事”を積極的に行うのも得策です。

良質な働きかけを行う啓発活動で必要であることは、皆が腑に落ちるストーリーコンセプトだと思います。
相互扶助、助け合い、隣人愛、協力、困ったときはお互い様、etc
わかりやすく共感を生むことばをコンセプトに、信頼される行動作りを率先して行いたいものです!

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