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ハワイ島に越して「荷下ろしうつ状態」になる


前回、占い師の予言通り年末にハワイ島の新居に引っ越すことができたことを書いた。


初めの1週間は引越しの片付けやまだ終わっていなかった工事のために業者の人が来たりでバタバタしながらも、3年越しのプロジェクトが完成して感慨にひたっていた。
 
ここ数日はやっと生活か落ち着いてきてハワイ島での生活を謳歌したいところだが、なぜか私も夫も気持ちが晴れない。この3年の疲れがどっと出てきてしまったようで、二人とも朝の目覚めが悪く、午後も用事がなければ昼寝をしてしまう。気分もふさぎがちだ。
 
「新しい家に越したら毎朝、海に泳ぎに行こう」と言っていたのにまだ一度も海に行っていないし、いくつか興味のあるコミュニティも見つけていたけど、そこに顔を出すに気持ちにもなれない。ハワイ島まで移住してきて引きこもりになってしまったみたいだ。
 
特に昨日の午後は気持ちが鬱々としてしまって、「ハワイ島に越してきたのは間違いだった?」と怖い考えが湧いてしまった。でもあまりにダークな考えにさすがにおかしいと気づいた。
 
「あ、これ荷下ろしうつ病だ!」
 
これは子育て、受験、定年退職、新居の購入(!)など大きな仕事をし遂げて肩の荷がおりた後に、気持ちが沈んだり、無気力感や不安をなってしまう状態を言う。
 
考えてみれば特に昨年1年間はかなりのエネルギーを新居に注いだ。また8月には新居ができると言われたために、6月には家具や食器、本などの荷物を送り出してしまったので、それからは仮の住まいでの生活が続いていた。引っ越しのストレスはかなりのものだった。だから一段落した今、夫婦そろって「うつ病」とまではいかないが、少しうつっぽくなってしまったのだろう。
 
そう気がついたら落ち込む理由がわかって気持ちに余裕が出てきた。夫にもその話をしたらほっとしたようだった。認識をすることは力になる。
 
ちなみに大きなプロジェクトが終わった後に荷下ろしうつ病にならないためには暇にしないことだ。それで今日は小さなイベントを友人に提案した。少し前に踏み出せそうだ。


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