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娑婆の話

今朝は雨模様の三重県桑名市です。
嗚呼…シャバに出られずもうひと月か…
シャバ?
娑婆(シャバ)ね。

窓の外に出れる日はいつだろう。


娑婆の語源・由来 
娑婆は仏教から出た言葉で、「忍耐」を意味するサンスクリット語「saha」の音写。 
この世は内に煩悩があり、外は苦しみを耐え忍ばなければならない俗世であることから「忍土」と漢訳され、自由のない世界は「娑婆世界」や「娑界」と呼ばれた。

と語源由来辞典にはある。

以前、私が哲学を学んでいた時に哲学を掘っていけばそのの先には宗教に辿り着いた。
そして、やはり日本のReligionの基礎は仏教であるということがよく分かる。

私達は第一言語が日本語で日本語を使うから。
英語ですら日本式の英語に変換する国だから。

ちなみに私はReligionにNonとは書かない。
Myselfと書く。

私は自論だが宗教の役割は外世界と内世界の区別と人生の喜びをどういったアプローチで唱えていくかの違いなだけでキリスト教も仏教もイスラム教も元は同じ一つの筋(Religion)だと思う。

なので、Religionは文化として知識を得て心を豊かになるには必ず必要なものであるといえる。

諸行無常とはよくいったもので。
一つの国とはいえ、時代が流れて言葉も文化も風習も変わっていくものである。
5Gの現代(2023年1月)とこの文章を読んでいる先の未来でどれだけの差が出ているだろうと考える時、そこにまた一つの楽しみが産まれるのだ。
しかし情報量が進み過ぎて伝える事が更に難しくなってきているのではないだろうか?
メタバースという3つ目の世界も現れ始めているから尚更難しい。

この世界の仕組みをどうやって自分の大切な人たちに教えようか?
人間の目的というか、もう何百年も前から答えは分かっていて、それを理解する為、その答えを知る事が人生の目的なんだよって事を。

日本の先祖達は言葉を創り言葉で伝えてきた。
娑婆は現世。
現代社会であり自由だけど地獄の世界だと例えるならば、今の入院生活は時間に縛られずある意味、天国の世界なのか?

そういえば、まだカーテンを開けて天気の確認をしただけだった。


本日もご拝読戴き誠に有難う御座います。貴重な時間を私の文章に時間を費やして下さって本当に恐縮しております。有難う御座います。

時間は数ある貴重な物だと非常に強く感じます。
そして、日々過ぎていく日常。
孤独と向き合いながら生きていく現状。
こうして人は老いていく。
老いとは何か?
この3階の患者さんもほぼお年寄りである。
身動きが取れなくなって病院のベッドにただひたすら佇む姿にとても哀愁を感じて寂しさが伝染する。
死ぬのは誰もが怖い。
何故なら死の先にあるものが解明されてないから。
非現実的な出来事だから。
あまりにもFantasticでRomantic過ぎるから。
死の答えは"誰も分からない"のが正解。
正確にいうと娑婆では誰も分からない。
FantasticでRomanticなものであって欲しいから期待値も高い。
患者さん達の心が豊かであって欲しいと願う。
誰一人として死を待つだけの絶望感はなく。

カーテンを開けてからどのくらいの時間が経っただろう。
そろそろ足のリハビリの時間だから少し跳ぼう。

終わり〜

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