探究学習の成果発表の場「クエストカップ2023全国大会」（2月18～25日）。出場チームの皆さんから送られてきた、これまでの学びの振り返りと、本番に向けた意気込みをまとめました。

企業から出された「ミッション」(課題）にチームで取り組む企業探究部門「コーポレートアクセス」の出場チームをご紹介します。

京華女子高等学校　「ハピえもん」

作品の概要
いつでもどこでも良質な睡眠を提供する『キリンの枕』

苦労したこと・テンションが上がったこと
今のアイディアをひらめいた時、みんなでこれだ！！となった後からの勢いに乗った時、とてもテンションがあがった。

発見や成長
話し合いを重ねていくうちにバラバラだったものがひとつにまとまっていく様子が、作品も私達にもあって成長を感じた。

意気込み
せっかく手に入れたチャンス！！全力で挑む以外に選択肢なし！！私たちの本気をとくとご覧あれ！！

芝中学校　「染色体」

作品の概要
僕達は、メニコンから「隣り合う生命を深く想う」そんな時代が生まれるプロジェクトを提案せよというミッションを与えられ、それについて「隣り合う生命」を「地球を取り巻くすべての生命体」そして、「深く想う」を「その生命体の健康を少しでも促進する」 というように解釈しました。そこで、今回僕たちは光に注目したところ、太陽光と室内照明のスペクトル(光の成分)が大幅に違って、太陽光は我々生命に対して、近視の抑制、生活リズムの調整など様々なメリットがあるということが分かってきたので、僕達は、太陽光のスペクトルを基調とし、アプリで調整できるLEDという商品を提案しました。

苦労したこと・テンションが上がったこと
最も苦労したのは、ミッションに対する自分達の解釈をどうするかというところで意見が割れてしまい、皆で意見をまとめるところが大変でした。また、発表の内容も様々な意見があったので、話し合って決めました。大変な作業もあり、意見が度々ぶつかり合いましたが、お互いの事をおもいやるということもでき、盛り上がったりしながら辛いこともこなせたとおもいます。

発見や成長
今まで自分達は光のことを意識していなかったのですが、今回太陽光は生命に対してメリットがあると知り、改めて自然の凄さを感じました。また、自分達の知らないところで自然が、私達生命の成長や行動に対して好影響を与えていると知り、驚きました。私達は、チームを作った時、あまりコーポレートアクセスに興味や関心がなく、面白いと思いませんでした。しかし、色々と話し合っていくうちに、光の凄さを知り、自発的に考えるようになったことで、自然とチームがまとまり、チーム全員がお互いのことを考えることができるようになったことが、良い発表に繋がったということで、成長することができたと思います。

意気込み
予選をチーム全体で良いものに出来たので、全国大会も悔いがない発表ができるよう、精一杯全力を尽くして頑張ります。

藤村女子高等学校　「ジャングルクルーズ」

作品の概要
私たちが提案するのは、アスレチックに染料を塗り、季節や時間によって、色を変化させるというものです。そして、自分の手で森のものと染料を使い、お土産作りを体験してもらうというものです。

苦労したこと・テンションが上がったこと
私たちが提案するのは、アスレチックに染料を塗り、季節や時間によって、色を変化させるというものです。そして、自分の手で森のものと染料を使い、お土産作りを体験してもらうというものです。

発見や成長
苦労したのは、ブレインストーミングでみんなから出た、"意味のないこと"を明日が待ち遠しいことにどう変えられるかを考えていた時です。私たちが提案することに決めた、意見が出たときは、テンションが上がりました。

意気込み
全員で力を合わせて頑張ります

多治見西高等学校　「BAD EYESIGHTS」

作品の概要
人と人が繋がることで、皆が隣り合う生命を深く想える社会を作るためのアプリ

苦労したこと・テンションが上がったこと
中間発表後にもう同じものが存在していると分かり内容を大幅に変更したこと。

発見や成長
現代社会の解決策を見つけ、社会がよりよくなるような解決策を考えたこと。

意気込み
チーム全員力を合わせて頑張ります！

下北沢成徳高等学校　「SMK48」

作品の概要
私たちは、大和ハウスからのミッションの”大切なものがめぐりめぐる”というキーワードからオタクが暮らしやすいシェアハウスを提案します。
オタクにとって大切なものは推しで、推しへの思いをめぐりめぐらせることができたらいいなと思い、考えを深めていきました。オタクが暮らしやすい家に必要な工夫は何か、具体的に普通のシェアハウスとの違いなど、今までにはないアイデアが詰まった家が完成しました。ジャンルま考え方も違うメンバー4人で作ったこの企画は、様々な視点から考えられており、誰もが楽しいと思えるものとなっています。オタクだけでなく、社会へとつながる幸せに注目してほしいです。

苦労したこと・テンションが上がったこと
オタクとシェアハウスをテーマにする上で、オタクが暮らす家の良さや工夫した点の伝え方に苦労しました。また、オタクの定義から考え、シェアハウスとオタクをどのように繋げるかをグループで考えていく中で、新しいアイデアが次々と浮かび、私たちだけの家が完成する瞬間が嬉しかったです。

発見や成長
テーマと社会問題とをどのように繋げられるか考え、調べていく中で、社会問題の現状や深刻さに気づきました。また、グループの話し合いから、自分では思いつかないアイデアが生まれ、より良いものができていくことに達成感がありました。

意気込み
私たちは”共に生きる共に創る”を大切にし、今までになかった発想を詰め込んだ家を提案します。沢山の人に私達の考えを聞いてもらえる機会なので、楽しんで発表したいと思います。大切な人や夢中になれることを考えながら、聞いていただけると嬉しいです。

大阪学院大学高等学校　「自然隊〜この森と共に〜」

作品の概要
怪我をすると運動がしづらくなったり、する気がなくなります。
そんな時に、怪我をしてても自分のレベルに合わせて動けたり、新しく怪我した時の対策や処置を学びながら楽しめるのが「ギプスチック」です。

苦労したこと・テンションが上がったこと
最初は楽しく出来たのですが、後半はみんなで煮詰まった関係になってしまい、スライドショーの作成が上手く進まなかったりしてしまい苦戦しました。

発見や成長
作品への良いアイディアを思いついた時に、意味のない事も意味のある事へ変えられる事を知り、改めて深く考える事の大切さを実感しました。

意気込み
様々な視点から考えた、意味のない事への解決策をチームワーク抜群の男女5人組のこだわりの詰まったスピーチで、面白く分かりやすくフォレストアドベンチャーの強みなどを伝えられる様に頑張ります。
この凸凹5人集で頂点狙います！

大商学園高等学校　「Mr.ポテトヘッド」

作品の概要
みんなから愛されるお菓子を作るイメージが強いカルビーさんからは想像がつかない様な企画を高校生ならではのお話を交えて提案させていただきます！

苦労したこと・テンションが上がったこと
話し合いを重ねる度に課題がたくさん見つかり、メンバー全員の方向性を1つにまとめることが大変でした。ですが、どの企画が与えられたミッションに1番相応しいのか考えた結果、企画内容が決定し1つに絞ることができた時はこれからどんどん企画を発展させて頑張っていこうと思える瞬間になり、テンションが上がりました。

発見や成長
作品完成の為の話し合いで初めはあまり積極的に話せないチームでしたが、一人一人が発言して相手に伝えようとする力をつけられたと思います。また、今まであまり話したことがなかったメンバーと一緒に1つの作品を作ることで友達の新しい一面を発見することができました。

意気込み
二次審査を目指して他のグループとは一味違うプレゼンにしたので、全力で頑張ります！

私立　桜丘学園　桜丘高等学校　「もんぶらん」

作品の概要
社会人をターゲットに、船でお仕事をすることができるという企画です。船で日本1周をしながらお仕事ができます。途中で港に停まったりするので、そのときに観光をしたりして、リフレッシュもできます。ひとつの場所に留まらず移動しながらお仕事ができる空間革命です！

苦労したこと・テンションが上がったこと
最も苦労したのは、この案が出るまでの時間です。ミッションを解釈するのに時間がかかり、案もなかなか出ませんでした。しかし、みんなでたくさんのことを想像してこの案にたどり着くことができました。
テンションが上がったのは案が固まってきた時です。船の内装を考えた時は船にこんな設備があったら楽しいよね！とかこれだったらミッションに繋がるね！など今までバラバラだった案が固まっていったときはすごくテンションが上がりました。

発見や成長
今回、準備をしていく過程で改めて仲間の大切さを実感しました。この提案は1人では絶対に出なかった案だし、準備をしていく中で役割分担をし効率よく進められたのもグループのみんながいたからだと思います。今回の準備期間で仲もすごく深まり、なにより準備を楽しくやれたので本当にみんながいてくれて良かったと思っています。

意気込み
グループで始めから目標にしてきた全国大会なので、本当に嬉しいです！たくさん準備をして、今までで1番良いプレゼンテーションができたらなと思います。最後まで私たちらしく笑顔で楽しく頑張りたいです！

私立　常勝啓光学園高等学校　「レディース」

作品の概要
「あの竹使えそう。」何となく口にした言葉から私たちのアイデアは生まれました。厄介者とされている竹ですが、竹は永続利用が可能な唯一の天然資源といわれており、無限の可能性を秘めています。私たちは、その竹を大和ハウスが手がける家造りに建築材料として使用することを提案します。

苦労したこと・テンションが上がったこと
"竹"に辿り着くまでに、様々な案を考えても前に進まないこともありましたが、竹のメリットやデメリット、実用性などみんなと一生懸命考えて案をたくさん出して完成に近づいていることを実感できた時にテンションが上がりました。

発見や成長
デメリットを難しいからとそのままにするのではなく、諦めずに仲間と協力して改善して、そのデメリットを強みにしていく大切さを学びました。

意気込み
約半年間、意見がぶつかり合うこともありましたが、作品の内容はもちろん、印象に残る発表になるように、試行錯誤してチーム全員が納得する形になったと思います。

企業の方々や周りの仲間に支えられて、この全国大会まで来れたことに感謝し、チーム一丸となって精一杯頑張ります。
楽しんで下さい！