『卍ルが溢れる夜に卍て』
『卍ルが溢れる夜に卍て』
聞いて。
私自身、安心するから私の物語を聞いて。昨日の夜から卍ルが溢れてきてて。私の箱庭の中で卍ルがくぱくぱそこはかとなく漂うようにどんより揺蕩ってて。聞いてて。まだ聞いてて。卍ルってなんなの?って聞こえる。言わせないで。私を卍て。
私の箱庭の中でパラパラを踊るおじさんがいて、とても可愛い、手のひらに乗るサイズのおじさんなのね。レザージャケットを着てて人差し指で頭を摩ってあげるとニコニコ微笑むの。私のキーホルダーになってほしいとお願いしたけど、拒否