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ゲーム経験ナシからプロゲーマーへ。チームに欠かせない「IGL」の仕事とは?【Quintette Shizuoka】

皆さんこんにちは!Quintette Shizuokaです。

今回はApex Legends部門でリーダーとして活躍しているtaru(たる)選手から、チームを動かす的確な指示を与える重要な役割である「IGL」という役職について語って頂きました。

Apex Legendsをプレイするまではゲーム経験が0だったtaruさん。
プロゲーマーを目指す方、必見です!

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自己紹介、プロゲーマーになったきっかけ

皆さんはじめまして、taruです。

私はApex legendsをシーズン3からはじめて、競技シーンに興味を持ち始めて一緒に参加するメンバーを探して初めてチームに入りました。

その後チームで結果を残し更なる高みを目指すにあたり、サポートしてくれるチームを探してプロチームに参加することになりました。

Apex Legendsをはじめるまでのゲーム経験はありません。

プロゲーマーとしての普段の仕事、活動内容

普段の活動は主にランクでの個人技のレベルアップとスクリムに参加してチーム練習を行うことです。

チームとしての活動はスクリムが開かれる夜からになることが多いので、それまでにランクで技術を磨いたりスクリムの後の自由時間も余裕があればランクに潜ってスキルを高めています。

私はIGLなので他のチームのムーブ、構成、安置、その他いろいろな動画、配信を見て研究をしています。

IGL(アイジーエル)は『In Game Leader』(インゲームリーダー)のことで、チームにおいてリーダーとして味方に指示を出す人のことを言います。

1人でゲームをしていたりランクに潜っている時は自分でこうしようとか、撃ち合いに行くタイミングだったり作戦を無意識に考えている人が多いと思います。

しかし競技シーンになるとゲームは全くの別物になって、3人が1つの作戦に基づいて動いてくるようになります。これが連携です。

カジュアル戦のように1人でパーティーに突っ込んでいって、1vs3勝っちゃうなんてことはほぼあり得ません。

だからこそIGLというチームの「頭脳」に当たる役割が必要で、みんなの考えを1つにまとめることが競技シーンには求められてきます。

特にApexのような展開が早いゲームになると、指示を出すスピードも正確性も大事になってくるので、IGLとして指示を出す時には完結でわかりやすく、選手の名前を出してみんなに仕事を割り振っています。

まるで自分が3人居るような感覚で、味方は自分の手足の様にうごせるように指示することを意識しています。

研究方法については、私は大学に通いながらプロ活動を行っているので、学校の登下校の電車の中や空いた時間に動画や配信を沢山見ることで勉強しています。

日本のチームや大会だけではなく、海外の競技シーンまで研究しているので研究量には自信があります。

プロとして活動している以上、練習の効率や勉強量がとても求められるので時間を見つけて勉強することはめちゃくちゃ大事だと感じることが多いです。

その甲斐あってIGLとして作戦を考える時とそれが成功した時はとても楽しく嬉しいです。

大会で結果を残せたり、チームとして良い成績が出た時は凄く楽しいのですが、それでも結果を残すために沢山練習することは大変です。

拘束時間も長く、大会で結果が出ない時はかなりメンタルに来ます。

プロゲーマーになるためには

プロに近づくには、自分の長所をしっかり理解することと、たくさん練習することです。

僕なりの考えでは、自分の長所は他の人が苦手なことの中から得意なことを探すと見つかりやすいのかなと思います。

試合中はエイムや立ち回りに集中して上手く喋れないという人も多いので、ランクや大会中にも積極的に味方に声をかけられることは僕の長所だと思っています。

ランクマッチでも適当にプレイするのではなく、正しい立ち回りが出来ているかということだったり射線を意識しながら撃ち合いが出来ているかなど、常に上達に向けた意識を持つことが大事です。

また、負けてしまった時には敗因をしっかり考えて同じミスをしないようにすることが大切です。

後は自分に合う味方と大会などに出て結果を残せばチームから声が掛かると思います。

いつもと同じメンバーでランクを回すことも大事ですが、Twitterやdiscordなど、メンバーを集めるツールは今たくさんあるので、色んな人とゲームをプレイしてみましょう。


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