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電車の花道

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主に'50年代〜'80年代製造の鉄道車両にフォーカスし、岸田繁が写真やコラム、インタビュー、走行音などをUPします。
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不定期特集 岸田繁の「電車の花道」第4回:岸田繁が最も愛する名車①

不定期特集 岸田繁の「電車の花道」第4回:岸田繁が最も愛する名車①

都会では当たり前の「地下鉄」。くるりの名曲にもありますよね。

そのくるりの曲の一節に、「地下鉄は走る地上に出るために」という歌詞があります。

地下鉄とは言っても、多くの路線は都心部の地下区間から郊外に向かって路線が伸びており、時折地上や高架に顔を出します。ちなみに東京の渋谷は都心ですが、「谷」なのでメトロ銀座線が地上に姿を見せますよね。

郊外に足を伸ばした地下鉄は、そのまま他の私鉄やJRなど

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不定期特集 岸田繁の「電車の花道」第3回:日本初のオールステンレス車両たちを追う〜電車界の山本昌〜

不定期特集 岸田繁の「電車の花道」第3回:日本初のオールステンレス車両たちを追う〜電車界の山本昌〜

最近の鉄道車輌は、殆どがステンレスやアルミなど軽合金ボディーの車輌ばかりである。特にステンレスは錆びることがなく、鋼鉄に比べ軽量なのである。

ひと昔前は鋼鉄製の車両が殆どで、色とりどりに塗装されていた。今も阪急や京阪、近鉄など関西私鉄の車両や、新幹線車両なんかは新型車両であっても塗装されているけれど、実はアルミ合金製のものが殆どだ。

ステンレス製車両は、ほぼ塗装されることなく、地肌むき出しで使

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富山地鉄モハ14722(走行音)

電車の花道「第二回」(音声)

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<不定期特集 岸田繁の「電車の花道」第二回:北陸に残る日車ロマンスカーたち>と併せてお楽しみください

不定期特集 岸田繁の「電車の花道」第二回:北陸に残る日車ロマンスカーたち

不定期特集 岸田繁の「電車の花道」第二回:北陸に残る日車ロマンスカーたち

大きな2枚窓が特徴の湘南顔の車両も、大手私鉄で見かけることが殆どなくなってしまいました。かろうじて、西武新101系や3000系くらいでしょうか。しかしそれも最早、風前の灯です。

1950年代、国鉄モハ80系から流行に火がついた「湘南顔」の電車に会いにいくために、一路北陸へと向かいました。

北陸新幹線開通で賑わう富山駅のすぐ隣に、電鉄富山駅、たるターミナル然とした4面3線の櫛形ホームに個性豊かな

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不定期特集 くるり岸田繁「電車の花道」第一回:阪急2300系

不定期特集 くるり岸田繁「電車の花道」第一回:阪急2300系

それは2月某日のこと。阪急電鉄京都線で長年活躍した2300系電車が、きたる2015年3月22日に営業運転から引退するということで、その前に乗りおさめをしておきたい――という岸田さんが、noteでの新たな企画をひらめきました。

題して「くるり岸田繁『電車の花道』」!

子供の頃から親しんだ阪急電車。"チアノーゼ(2ndAl「図鑑」収録)"の歌詞には「東向日駅の梅田方面ゆきホーム」というフレー

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