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バグダッドカフェ(926字)

Calling Youがとても印象的です。
リアルタイムで見る機会がありましたが、やたらとレンタルビデオを借りてきては、映画コレクションを増やしていただけの時期でした。
この作品もそのひとつ。
女性が砂漠のハイウェイを歩いているところへCallingYou。
なんとなく退廃的な雰囲気を感じたのを覚えています。
不思議なのは、そんな背景があったにも関わらず、なぜ今見たのか?!
そもそもこの映画のテーマもあらすじもなぁ〜んも知らなかったんです。
当時はけっこう話題になったはずで、この映画を見たら映画オタクになれるかな💖程度の認識だったと思えます。

ぼくが好きなストーリーです。
ホテルローヤルとか、ホテル関連の作品いくつか見てますけど、いつも心に残るんです。
いろんな人が集まってきて、話を展開していくというのが好きだし、ホテルという縛りがそこに加わると、一層話の展開に制約ができ面白いんです。
バグダッドカフェもそんな映画です。
旦那と喧嘩して、ひとりで砂漠を歩く女と、旦那を叩き出して、ひとりで店を切り盛りしていく女の出会いですよ。
これあれだよ、平浩二が「バスストップ」のなかで、🎵何を取り上げても私が悪い」っていう女がでてくる。堺正章の「さらば恋人」の中では、「悪いのはぼくのほうさ、君じゃない」という。
この2人が出会って暮らせばうまくいくんじゃないの?ってこの歌を知った時からずっと世間に向けて発信してるんだけど、この映画、まさにそれじゃん!
そこに個性的な役やら押し込んで、とても魅力的な絵面になってます。
ストーリーは多少短絡的だったり、納得いかない速度の展開もあるにしても、登場人物たちの魅力が、そんな揚げ足取りを許してくれないのです。

人の評価は知らないけれど、ぼくはこの作品好きだな。
もう一度見てみたいって思う。
特に、ネイティブ・アメリカン系の役者さんがとても好きでした。
脇役のくせにコソコソしたり面白い存在感を示す絵描きのおっさんいい。
最後のプロポーズシーンは、この作品のいいところを全てぎゅっと濃縮したような良さがありました。
おかしいおじさんでもなんでもなかった!

ぼくの映画感想は、見直しても悪くなるだけなので、文章チェックだけでアップすることにしましょう。

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