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地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン

特撮が安っぽくなってます。
もう怪獣たちは市街地へ行かない、セットに金がかかるから。
酒飲みと同じです。
「金がかかるから市中心部に行かない」って、落とし噺ではない!
この作品が公開された頃はウルトラマン全盛。
等身大の強いヒーローはわかりやすいから、あっという間にゴジラを駆逐して行きます。
テレビという身近な媒体も、ゴジラだけでなく劇場離れを促します。

登場人物の立ち位置とか背景がほとんど語られないです。
確かにストーリーに関わってくる部分ではないので、端折っても違和感はないですが、観客の思い入れは得られませんね。
この時代のゴジラが支持を得られなかったのは、そういうことも原因のひとつではないのかなと思えます。
人柄とか性格とかそんなことはドラマの中の一つの要素であり、作中ではどうでもいいようです。まあ見終わってしまえば、怪獣バトルは悪くない。
人間ドラマなんて怪獣の邪魔をしなきゃいいの。
人間と怪獣のバランスを云々いうこともない。
Don't think,feel!です(笑)
オススメ度は70点くらいは出せるな。

見どころですが、兄のためなら命を惜しまない妹。
これが見どころ!
とにかくかわいい!
悲しい顔をすると、胸をかきむしられるほどにかわいい!
名前までチェックしてしまったし、現在もお元気らしい。
ってか、まだ意外とお若いのだ。
当時は18才だったのね。
序盤にサービスカットがあるので、要チェックですぞ(笑)

もうひとつの見どころはやっぱりガイガンでしょう。
お腹のカッターが印象的だけれど、実際は何の役にも立たないことを作品内で証明してくれています。おそらくゴジラとの接近戦での使用を想定しているのだろうけど、現実にそういうシーンは出てこないし、演出や設定も関係してくるけども、この作品の中での放射熱線はそれなりの威力があるので、ガイガンがゴジラに近づくのは難しい。つまりサイボーグらしさ演出ということになりそうです。
ある程度熱線耐性がないと、ゴジラには近づけないよ。
熱線覚悟で飛び込むならそれは諸刃の剣。
しかもゴジラへの効果とて未知数だしね!

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