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GAMERA -Rebirth-

映画のサブスクが始まった頃から昭和ガメラおおよそみましたけど、大人が見るには辛くて、何本かは未見のままです。
ゴジラは成績のいかんに関わらず、そこそこのクォリティがありますが、ガメラはそれさえクリアしていないと感じていました。
子供に特化したというのも言い訳でしかありませんでした。
平成になり、金子修介氏が描き直したガメラは魅力的でした。
ゴジラにないものを金子ガメラは持っていた。
その後にも番外編のような作品もありましたがガメラの造形がイマイチで面白くなかった。
それらを踏まえての新作ガメラ。
なんとアニメでした。
平成ガメラと「小さき勇者たち」のおいしいとこどりかな。
基本は少年たちの冒険活劇でした。
基本と言っても柱が太くて、子供たちばかりじゃないところが、面白いところです。
と言いつつも、子供たちの行動は全く子供らしくありません。
大人たちが彼らの意見に耳を傾けることに関してはきちんとした理由づけがなされており、それなりに現実的だとは思いますが、子供がダクトを伝って逃げるとかかなり無理もありました。
そんなところは、この「ガメラだから」でスルー(笑)

まあ魅力的なのは怪獣たちの動きでしょう。
アニメならではの強みで自由闊達に飛び回る。
その絵作りもダイナミックでスペクタル!
迫力ある画面です。
シンなんとかっていう動かない怪獣の映画が数年前にありましたが、あんなものこそテレビの小さい画面で十分。あれは政治ドラマであって、主役は人間なんですから。
このRibirthこそ、劇場の大画面で見るべき映画です。
暴れまくる怪獣、ギャオスの頬を張り倒すガメラ、たまりません!

なんとかっていう組織についてはまるでNervみたい。
さすがに人類補完計画とは言いませんでしたが、「人類の浄化」とは言いました。
LCL化するなんていう非現実的な表現もなく、「怪獣で人間を滅ぼす」というのは、ショッカーとかドクターヘル的な現実的存在でした。そして「財団」という隠れ蓑を着ていることより現実味を感じさせます。
まあ経団連みたいなものか(笑)

そんなこんなで、かなりおすすめできます。そりゃああなた、シン・ゴジラに1800円払うくらいなら、これをNetflixで見た方がいいですよ。あくまでも個人的な意見ですけどね。
わくわくな展開もストーリーが読めないこともなくはないですが、怪獣たちの活躍が映画を魅力的にしています。


続編を作る余地を残しています。
新作は劇場版でもいいんじゃないかな。
ゴジラ➖1の公開を前にいいものを見せていただきました。
ありがとう!!

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