見出し画像

トラック野郎 天下御免(807字)

Youtubeの東映シアターチャンネルで、期間限定公開されています。
ノイズなどを処理したのか、とてもきれいな映像でした。
古い映画を公開してくれるのはうれしいな。

言わずもがな、わたしの年齢なら知らない人はいない有名なシリーズものです。
菅原文太、愛川欽也、杉浦直樹、松原智恵子、由美かおるなど、すごい顔ぶれです。
当時でももう売れっ子の役者だったはず。
いつも同じパターンなので、あえてストーリーなど紹介しません。
それよりも「当時はこんな映画が作れたんだね」っていう驚きが大きいですね。
長いトラックの車列とか、トラック同士のレース。
でも当時、嫌いだったのを思い出しました。
終わりがけの決死の暴走もイヤだったなー。
行燈に物が当たって破損する様をスローで映し出すセンス、大嫌い。
しかしこの作品では、破損した道路を走る抜けていくという程度に抑えられていました。

松原智恵子と由美かおるの扱いに違いがあるのが驚き。
桃次郎が惚れるのは、由美かおる。
当時を思い返すと由美かおるは平凡なんかにポスターが入っていた気がする。
吉沢京子とかあの辺りかな。つまりカワイコちゃん。
松原智恵子は当時もう大スターだったはずなのに、桃さんに惚れてもらえなかった!
見続けていくと、別れたダンナとよりを戻すことの伏線だってわかるんですけどねー。
離婚理由からしてよりを戻すってあり得ん気がするけど、そういうエピソードを入れることでツインヒロインっぽくしたかったこと、ラブレターの勘違いエピソードを添えたかったのだろうけど、スッキリしません。
松原智恵子の方がきれいだし!

菅原文太は男前だった。
ニヤリとすると、優しさが口元からこぼれ落ちる。
喧嘩してる時よりも魅力的です。
初めの方でマッハ文朱とのキスシーンがある。「マッハ文朱とキスしたくねえなあ」と当時も今も思っていた。
しかしマッハ文朱、意外とかわいいじゃな〜い!
ブスイメージは、女子プロレスへの偏見だったのかな。



この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?