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盗めぬ極意 その2

今晩は先日、盗めぬ極意をお話ししたのですが⑴から⑶までの項目しか話せていなかったので、今回は⑷から⑸までの話をしていきたいと思います。

⑷絶対行動規範と矛盾なき心情
⑸all-in-one idea

      「絶対行動規範と矛盾なき心情」

ひとが絶対に行動に移すことができる条件は次の三つを満たすものである。

⑴言っていること
⑵やっていること
⑶本心や潜在的な心情

この3つが矛盾することなく成立していれば絶対にひとは行動に移す。
ここでいう矛盾とは相反する主義も含まれている。
例えば、たばこを吸い、工場勤め、金髪、言っていることがきついヤンキー”みたいな”ひとがいたとします。それはそれで別にかまいませんが、問題となるのが主義や方向性といったものです。この方向性に立つひとは、ある種の”良さ”を守るために主義や主張、言動を取っているといえます。この何らかの良さが方向性や主義を決めるのです。
 この方向性や主義があるのは、何らかの良さを守るためでしたが、それに相反する主義や方向性を取りにくいという性質があり、まるでそれは、アクセルを全開にしてある方向に向かう人が、ブレーキをかけて別の方向へシフトすること似ており、どの方向に向かっているか、また、すぐには止まって違うところへ向かおうとすることは難しいということなのです。
ここで仮面の話をしたと思います。仮面は、ある意味で関係性の仮面といえます。家族と、学校、職場、一人でいるとき、親しい人といるとき、そうでないときなど様々な関係があるとき、ひとは仮面を被ることになります。それは当然のことです。しかしこれも自分が何らかの状態の良さや何らかの良さを守るために存在している仮面なのです。当然のことながら、仮面の数だけ本心つまり、⑶本心や潜在的な心情というものがわからなくなる。つまり、⑴⑵⑶のあの項目が絶対行動規範と矛盾といえるが、それが仮面や方向性、主義によって、絶対の行動にならないことが起こりうるということなのです。俗にいう言っていることとやっていることが違うとかそういうことが起こる原因でもあります。
 しかし逆に言えば、この方向性、主義・主張、仮面が一致すれば、必ず、絶対行動規範が矛盾なき心情となって、行動に移すことができるということを示唆しているということです。そのような統一的思考や、整合性が保たれている思想を作ることがある意味で、あらゆる個々の人生の目的とさえいえるでしょう。

        「all-in-one idea」

さて、関係性の数だけ仮面があったのですが、その関係の数や仮面に関係なく存在するあるものがあります。
これを「all-in-oneidea」と呼んでいるのですが、それはどのようなものかというと、家族にしろ、家庭にしろ、職場にしろ、学校にしろ、常に問題がある中で、スタンスを同一にとりえる立場や考え方が実在するのです。それは特にアイデアとか知恵という類のものです。これは、行動そのものに目を向けたものであり、これだと先ほどの関係性の数だけ仮面があり、思考や思想を統一したり、整合性が保たれることさえ難しかったものが、関係性というもはや誰が誰で自己がどこまでなのかがわからないようなものに着目するのではなく、ただ、行動の性質に目を向けているところがポイントになります。つまり、複雑な関係性への解答として「絶対行動規範と矛盾なき心情」の考えがあるのに対して、単純な行動の性質への解答として「all-in-oneidea」があるのです。

いかがだったでしょうか?
このお話は実は即興で作られたものを再現したものになります。
形式はさまざまあれど、私の場合7種類ほどありまして、そのうちの一つといえます。

ではまたお会いしましょう!!

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