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私の「やりたいこと」の話をします。そして、これから。

ちょうど3ヶ月前、「私の『やりたいこと』の話をします。」という記事を書きました。

これを書いた理由はたくさんあるけれど、自分のやりたいことを実現するために独立したはずなのに、つい目の前の仕事に逃げてしまう自分を追い込むためという意味合いが一番強くありました。

私はこれを実現したい。

夢をはっきり宣言するのは、叶わなかったときのことを思うと怖くもあったけれど、それ以上に私の「やりたいこと」に興味をもって声をかけてくださる方も増え、やっぱり口に出してよかった、と思いました。

12/1の今日、独立してちょうど半年。

これまでを振り返る意味でも、「やりたいこと」を宣言してから3ヶ月の間に起きたことについて、お話したいと思います。

「まずはやってみること」。それはもちろん、正しいのだけど。

ちなみに、3ヶ月前に書いた私のやりたいことは、この2つ。

①雑誌のビジネスモデルでお店をやること
②洋服を楽しみたくなる非日常イベントを作ること

この2つの「やりたいこと」は、百貨店時代に感じた2つの問題点への解決策として考えたものです。

①「売る」から脱却できない店舗の旧時代的なビジネスモデル
②着飾って行きたい "ハレ"の空間の欠如

簡単にいえば、私は新時代の百貨店が作りたい。

ブランドでもなく、セレクトショップでもなく、私はやっぱり「百貨店」が好きなのです。

キラキラの洋服、いい香りの化粧品、芸術品のようなうつわ、食べるのがもったいないほどかわいいお菓子。

アートと日用品の間の、直感的に「わあ、素敵〜!」と思えるものがたくさん詰まっている、そんな空間としての百貨店がいまだに大好きです。

でも、「売る」という機能を他のものにどんどんとられていって、予算がなくなって、少しずつ私の大好きだった空間ではなくなっていっているのをどうにかしたくて、まったくなんの知識もコネもないところから、ただ自分の思いや考えを外に出すことでここまでやってきました。

独立してから半年の間は、はたから見れば、本来のゴールに対して遠回りしているようにも見えたかもしれません。

会社を作って事業計画書を書いて資金さえ集まれば、今すぐにでもできることじゃない?と言われたら、本当にその通りだと思います。

私自身もしょっちゅう
「踏み切れないということは、自分の思想に自信をもてていない証拠なんじゃないか」
「考えることを放棄しているから、踏み切る自信がもてないのではないか」
と自分を責めたり不甲斐なく思ったりしてきました。

世の中の「とりあえず小さくはじめてみるべき」という論調に影響され、やりたいというのは口だけで、本当は自分のやりたいことは別にあるのかもしれない。そう思って、そもそも何がやりたいのかを自問自答する時間をつくったのは、1回や2回ではありません。

迷いに迷って、何度も尊敬する人たちの書籍を読み返して、何も持たない人間が夢を叶えるための道筋をたくさん考えました。

そして半年悩んだからこそ思ったのは、「小さくはじめる」は、夢のミニチュアを作ることであってはならない、ということです。

例えば、私のやりたいことを小さく始めるとしたら、自分で小さなお店を借りて出す、というのが一番わかりやすい手段だと思います。

でも、それは夢のミニチュアであって、私のやりたい規模と違いすぎるがゆえに、はじめの一歩として「やりたいこと」にできませんでした。

また、夢のミニチュアは、後々のブランド形成にも響いてくると思います。

はじめの一歩が、そのあとのブランドイメージを規定する。私はそう考えています。

だからこそ、焦って「夢のミニチュア」に手を出すより、最短ルートを模索しつつ、自力をつける期間に振り切ろう。

そう考えたのが、ちょうど2ヶ月ほど前のことでした。

「信用力」をつければ、将来的な打ち手は確実に増える。

夢の実現に、中途半端には手をつけない。

そう決めてから、とにかく信用を稼ぐことに注力してきました。

半年後に「これをやりたい」と話したとき、耳を傾けてくれる人を増やす。

最所さんがやることなら面白そう
この人になら安心して任せられる

私がなにかをはじめますと言った時に、ただ応援するだけではなく「一緒にやりたい」と言ってくれる人を増やすこと。

そのためには、ただ考えを発信するだけではなく、いただいた相談すべてに真摯に対応することが重要です。

常に相手の期待を超えていく。
相手の期待に応えることを最優先にして、突っ走ってきた半年だったなあと思います。

ゴールは見えていてもそこまでの打ち手が見えない時は、常にバックグラウンドで思考を働かせつつ、同時に信用を稼ぐための努力をしていけば、どこかで「これだ!」という打ち手が見つかった時、できることの幅が広がります。

ただ「やりたい」だけじゃなく、「やれます」と胸を張って言えること。

その自信こそが、夢を前に進める原動力になるのだと思います。

だから、実現したいイメージがすごく遠くて絶望しそうなときは、まず信用を稼ぐことに振り切って、将来の自分に協力してくれる人を増やしながら、常にアンテナを張りつつ夢への道筋を探索すればいい。私はそう思っています。

「あ、やってみよう」と自然に思えた瞬間を、一番信用する

まるで過去形のような書き方をしましたが、まだしばらくは「信用を貯める期間」が続いていくと思うので、まずは目の前のひとつひとつの期待をしっかり超えていきたいと思っています。

その上で、「あ、これかも」と思った瞬間の衝動も大切にしていきたいなと思います。

ちょうど先日「『ヘルシーな夜遊び』への渇望」という記事を書いたのですが、記事の中で実験的にWaiting Listを作り、イベントをやるとしたら参加したい人を募集してみました。

正直、20人くらい集まれば御の字くらいで考えていたのですが、あれよあれよというまに応募者が増え、想定の数倍以上の人たちが「参加したい!」と声をあげてくれました。

さらに、フォームでは任意で「こんなことを手伝えます!というものがあれば教えてください」という項目を作っていたのですが、なんと応募者の2/3が何かしら自分のできることを書いてくれるという結果に、驚きを隠せませんでした。

写真や料理などのスキルが必要なものはもちろんのこと、
「スキルはないけど、当日の運営を手伝います!」
「企画段階でなにか手伝えたら!」
という、何かしら役に立ちたい!というエネルギーを感じて、夜中にひとつひとつ読みながら、涙がでそうになりました。

これまで、自分がまだ何も明確なプロダクトを作れていない、なにも実績がないことをコンプレックスに感じてきましたが、そんな私に対して期待を寄せて、さらに手伝いたい!と言ってくださる方がこんなにもいたなんて!と。

そしてこの感動を受けて思ったのが、
まずは移動式遊園地を作りたい
ということ。

将来は新時代の百貨店を作りたいけれど、それは「お店をもちたい」わけではなく、「ファッションを軸にした非日常空間を作りたい」という気持ちの方が強いからこそ、小さくはじめるという方向のイメージは移動式遊園地なのかもな、と。

この半年あれこれ悩んでみて感じたのは「悩んでいるうちは無理に決めない方がいい」ということで、ある日ふと「あ、これかも」と自分で答えにたどり着く日がくるんですよね。

もちろん、今決めなければならないこともたくさんああります。

でも、無理に決めなくても死なないようなことは、周りの圧力に押されて「やらなきゃ」と思って決めるより、自然と「これをやりたい」とたどり着いたものの方が、やっぱり成功確度が高い気がするのです。

だって、成功している人はみんな努力を努力だと思っていないから。

無理せずにできることじゃないと、結局「続ける」のところで頓挫してしまうと思うのです。

だから、自分が自然と「やりたい」モードになるまで待つ。
その間も、粛々とやるべきことをやりながら、信用を稼ぐ。

それでいいんじゃないかと思います。

まだ本当に小さく、小さくですが、自分の実現したい世界に向けて、年明けから小さな一歩を踏み出そうと自然に思えるまで、私はちょうど半年かかりました。

ここから実現までもまたちょっと時間がかかるかもしれないけれど、私は私のペースで、着実に夢を叶えていきたいと思います。

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(Photo by tomoko morishige)

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