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なぜ人は見た目が9割なのか?

昨日から「#女の価値を決めるバッグ」というハッシュタグがトレンドに入っているのを見ながら思ったことメモを備忘録的に。

個人的には持ち物や身につけているものでその人のことがある程度わかると思っていて、『人は見た目が9割』はわりと真理だと思っています。

よく言われることですが、ファッションは一番外側の中身。

洋服を身につけるということは、自分の選択した結果を晒しながら歩いているということでもあります。

ただ、その選択の理由には様々あって、単にデザインがかわいいから選んでいる場合もあれば、親子三代受け継がれてきたストーリーのある一品かもしれません。

そればっかりは本人に聞いてみないとわからない。

だから私はまわりの人に「それ素敵だね!どこで買ったの?」と聞くのが好きなのですが、選択の背後にあるストーリーとは別に、その人の思考が浮かび上がってくるポイントがあります。

それは、『自分の特徴』と『自分の立場』を、周囲から見た評価に比べてどれだけ正しく認識しているかということ。

このズレが少ない人、つまり独りよがりのおしゃれではなく周囲の状況も加味して洋服を選べる人は、軒並み仕事ができる人が多いように思います。

ファッションはもちろん自分のためでもあって、好きなものを好きなように着るのも大事なこと。

しかし、着るものを選ぶということはひとつの美意識の表れでもあります。

さらに、単に高いものを身につけていればいいというわけではなく、身の丈に合ったものを選んで相手に違和感や背伸びした感覚を抱かせないことも大切だと思います。

そしてこの感覚をファッションによって培っている人は、往々にして自分の市場価値を的確に捉えている人が多い。

洋服を選ぶということは『自分がどう見えているか』、そして『どう見られたいか』というセルフブランディングを考える訓練でもあるのです。

スティーブ・ジョブズが判断力を浪費しないために毎日同じ服を着ているというエピソードを真似している人も多いですが、それは自分自身に圧倒的個性があればこそできること。

おもちゃの指輪すらその人が身につければ宝石に見えるレベルの人間力があれば別ですが、そうではない普通の人は自分をより引き立てる方法を最低限体得する必要があるのではないかと思います。

とはいえ毎日過度のおしゃれをする必要もないと思いますし、自分なりの成功パターンがあれば日々が楽になるのもまた事実。

ただ、登壇したりインタビューを受けるときや、ここぞという商談のときに意志をもって身につけるものを選べるだけの能力は、その人自身のブランディング能力とダイレクトににつながっているように思います。

ということを考えていたら、ちょうど田端さんが一連の下記のツイートをされていて

さすがスーパーサラリーマンは自分を魅せる洋服の選び方も考えている…!と思った次第です。

あと、メンズでいうとdripのお二人が運営しているそれぞれのメディアも個人的にすごく好きで、実際今回 #mediacruise の企画でお二人と仕事をしてみて、決断もレスも早いし、自分の好みを言語化している人の強さを改めて感じました。

そこまでいうならお前はどないやねん、と言われそうでこれから仕事で人に会うのがやや怖いですが笑、単におしゃれに見えるコーディネートを目指すのではなく、人を華やかな気分にさせたり、安心させたり、そういうTPOにあわせて装いを選べる人になりたいなと思って私も修行中です。

『人は見た目が9割』は単に美醜の問題ではなくて、これまで選んできたことやその人自身の思想、まわりをどれだけ気遣える人なのかというところまで、見た目の印象にははっきり現れるということ。

セルフブランディングや『個を立たせる』の第一歩は、装いを考えることからはじまるのかもしれません。

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