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近況報告と2021年2月グッときた曲



先月に引き続き、2021年2月グッときた曲について書き残しておこうと思う。1月リリースの曲で書けなかったのもあるからそれも追加で。


あいみょん「桜が降る夜は」
「ハルノヒ」と肩を並べる、いやもしかしたらそれ以上に好きかもしれない春ソング。ツイッターでスポット映像が公開された時から名曲の予感しかしてなかったけど、余裕でその予想を超えてきた。あいみょん、月並みな言葉になってしまうけど、ラブソングを描くのが本当に上手い。DISH//へ提供した「猫」では猫をモチーフに、「裸の心」ではしっとりとしたバラードに乗せて。どれもラブソングだけど、全くの別物。「桜が降る夜は」は結構ストレートなラブソングだと思っていて、曲自体もシンプルな構成で、より歌詞が際立ってる。でも、ギターは割と歪んだフレーズを弾いたり、ワウを踏んだりと、ところどころにロックぽさがあって、これまでのあいみょんも感じることができる。アップデートがうますぎる!あいみょんの、たまに投げるストレートなラブソング、めちゃくちゃ好きです。


STU48 「独り言で語るくらいなら」
48グループに限らずアイドルはどうしても、アイドルというフィルターをかけて見られて、楽曲もパフォーマンスも正当に評価されていないように思う。STUもそんなグループの一つだと思っていて、とにかく楽曲がめちゃくちゃ良い。デビューから日が浅くメンバーも若くて、フレッシュな印象を与えながらも楽曲は良い意味でアイドルらしさを壊してくれる。2018年にリリースされた「暗闇」なんかがそれを顕著に表してると思う。もちろんポップでアイドルらしい楽曲もたくさんあって、そのギャップが楽しい。今回もサビで三拍子になったり、なかなか挑戦的な楽曲だと思った。クセになります。


Awesome City Club 「僕らはこの街と生きていく」
「花束みたいな恋をした」を観てから絶賛聴いてます、オーサム。表題曲の「勿忘」も良いけど、この楽曲もどことなく映画の雰囲気を持っていて、合わせて聴くとめちゃくちゃ良い。


ずっと真夜中でいいのに。「繰り返す収穫」
ずとまよって、音数が多くて激しいバンドサウンドというイメージがあったけど、それがこの曲でしっかりと壊された。バキバキのスラップ、シンセ、高速カッティング、BPM激速みたいな楽曲をバンバンとリリースしていたからこそ、「繰り返す収穫」とか「暗く黒く」みたいな美しい曲がより際立つんだろうな。

SUPER BEAVER 「アイラブユー」
もう、全てが良い。ビーバーはどの楽曲でも日本語で歌ってくれるからこそ、自分たちにも分かりやすいし、共感しやすいし、声に出したくなる。そんなビーバーらしさがめちゃくちゃ全面に出てる楽曲だし、個人的には変化してる部分だなと思った。今回ほど、同じ言葉を反芻している楽曲ってビーバーの中にないと思っていて、「アイラブユー」「愛してる」が何回も出てくる。何回も出てくることで、逆に嘘くさく聞こえるかもしれないけど、ビーバーに限ってはそんなことない。それは、SUPER BEAVERのこれまでの積み重ねがあるから。 二月のライブ外れたの悔しいな〜絶対ライブで観たい、歌いたい曲です。

XIIX 「ユースレス・シンフォニー」
UNISON SQUARE GARDENでは見られない斎藤宏介がここにはある。ユニゾンのバンドらしさとは違うバンドらしさがXIIXにあって、斉藤の作詞作曲が楽しめて超良い。アルバム名が「USELESS」と冠され「役に立たない」とマイナスな意味を表すのに対して、楽曲内では「若々しい」を意味する「youthless」が使われ、この対比がなかなかニクい。アルバム全体としてバラエティに飛んでいて、制作した順に並んでいるらしく、全曲通して聴くべきアルバム。

For Tracy Hyde 「Sister Circle」
全く知らないバンドだったけど、おすすめに出てきてバチっとハマった。Spotify、やっぱり有能。透き通るような女性ボーカルが印象的なシューゲイザーバンド。浮遊感もあり、メロディックなギターフレーズもいいけど、何より歌のメロディが良い。アルバムには男女ツインボーカルの曲もあったりして、シューゲイザーとは言いつつもジャルンに囚われてなくて、バラエティに富んだアルバム。

フジファブリック,幾田りら 「たりないすくない」
フジファブリックの演奏に女性の声が乗ってるというのが新鮮だし、それが幾田りらという若いアーティストを起用しているのも良い。フジのようなある種ベテランの風格を醸しているバンドが、いま話題のアーティストとコラボするというのが、新しい才能を認めるじゃないけど、アーティストに年齢は関係なくて良いものは良いんだと思わせてくれる。

星野源 「創造」
何から語ればいいか分からないし、それを語るのに充分な知識も語彙も持ち合わせていないのがすごく悔しい。いろいろなものが詰まっていて聴いていてとても心地いい。至る所にニンテンドー作品へのオマージュが散りばめられていて、自分が思う以上にそれが存在する。それを探しながら聴いていると知らないうちに何リピートもしているし、それでも聞き飽きない。

マカロニえんぴつ「メレンゲ」
イントロのベルの音色も相まって一瞬で雪が降るゲレンデを想像させる。ストリングスにより楽曲に壮大さも増して、サビのはっとりのボーカルとの相性は抜群すぎる。あとマカえんの楽曲の良さはコーラスワークにも詰まってると思う。はっとりの声だけでもかっこいいんだけど、コーラスによってはっとりの声が際立つし、それこそ曲の壮大さにも繋がる。これはもう、ウィンターソングの鉄板に決まり。

YUI 「SUMMER SONG(NATURAL Ver.)」
YUIが帰ってきた。あのYUIが。FLOWER FLOWERとしても活動してるけど、今回リアレンジということでYUI名義の楽曲を6曲もリリースしてくれた。原曲には若い頃のギラギラとして、今にも壊れそうないなたさがあって、それが良さだった。今回リアレンジされた楽曲たちは、そのギラギラ感というよりは、大人になったYUIの余裕が見られるし、落ち着いた大人の雰囲気を持っている。「SUMMER SONG」個人的に結構大胆にアレンジされてると思っていて、サビのコード感が結構違う。こっちの方がなんとなく儚さというか、俗に言うエモさがあって好きだ。ラストに追加されたワンフレーズも良い。


YAJICO GIRL 「Better」
2020年、コロナ禍でつまらないことばっかりだったけどコンスタントに新曲をリリースし続けてくれたヤジコのニューアルバムから一曲。2019年リリースの「インドア」と対照的なのはそのアルバム名「アウトドア」からもわかるし、何より楽曲がそれを物語っている。アップテンポで、バンドサウンドが重視された楽曲が多い。自粛生活が続いた一年間の中で、よりアウトドアの重要性や、それがいかに自分たちの生活に影響を与えていたかよくわかった。そんな思いを、楽曲に落とし込んで、より意識させてくれる。



ここまで2月リリース!ここから1月リリース!

NOT WONK 「in our time」
メロディーが完璧。どこか懐かしさを感じさせる雰囲気で、コーラスがかったギターサウンドや、綺麗なハモリ、アルバム随一の名曲だと思ってます。

THE CHARM PARK 「君と僕のうた」
アルバムを通してアコースティックを基調とした落ち着いた雰囲気で、その中でもトップクラスに好きな曲。優しいボーカルが映える曲調で、映画の挿入歌になりそうな楽曲だと思いますと書こうと思ったらすでに主題歌になっていた。晴れた春の日に聞きながら散歩したらなんか良さそうソング堂々の1位!!





2月分はこんな感じで。この中だとダントツでYUIのアルバムを聴いてるな〜。まさかYUIが形はどうであれ新しい音源を出してくれたというのがとても嬉しい。フラフラの方も好きだし、今後もまたリアレンジ出してくれたら嬉しいなぁ。
こうやって書いてる今日にもaikoや関取花のアルバムがリリースされてるし、なんならもう聴いてる。やっぱり水曜日は耳が忙しい。
そういえばこの前胃腸炎に初めて罹って、4日ほど寝込んでいた。めちゃくちゃしんどいですねあれ。寝過ぎて身体が痛かった、できればもう罹りたくない。
あと有馬温泉に一泊2日で行ってきた。まあこの状況下なのでめちゃくちゃ空いてたのでゆっくりと楽しめた。写真はその時飲んだありまサイダーてっぽう水。甘すぎず爽やかで超美味い。

もっと気軽に旅行に行けるようになるのはもう少し先かな。そんな未来を気長に待てるのは、身近に音楽があって、新しい音楽が毎週リリースされるから。音楽とともに生きているんだと今日も実感する。

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