今日は、亡くなったひいばあちゃんの誕生日。月のような人でした。
いつも優しく見守ってくれるひいばあちゃんでした。
思春期を一緒にすごして、二人暮らしの生活。とても楽しかったです。
今でも覚えている言葉は「笑顔・感謝・挨拶を忘れない大人になりなさい」
そう言って、育ててくれました。
歌が好きで、朝はいつも歌いながら味噌汁を作ってくれていました。好きな歌手は、氷川きよしさん。「♪やっぱりねそうだろね　しんどいね　未練だね♪」というフレーズを繰り返し歌っていました(^^)/
お世話好きで、畑で野菜が採れた時はご近所に配ったり、遠方に住む孫がお産をするというときは手伝いに行ったり、アクティブな人でした。

大人になってからは、遠くに住んでいたけれど、たまに長電話をして、電話越しに一緒に歌を歌ったりして、時間を共有したのも楽しい思い出です。

晩年は、私のことを忘れてしまって、会いに行くたびに「どちら様ですか？」って言われるのが、とても寂しかったけれど・・・
それでも、「あなたは私のひ孫によく似ています」と笑顔で言ってくれた時は、ああ私のことを完全に忘れたわけではないんだなぁと複雑な気持ちでした。

いつか二人で旅行に行こうねと約束していて、それが私の夢でもありました。ひいばあちゃんが完全に車いすになってからは、もうすぐ会えなくなるかもしれないと感じました。思い切って二人で近くのホテルに泊まりに行きました。ビールと美味しいご飯と満面の笑顔。それが最期の思い出です。

もう会うことはできないけれど、亡くなって8年たった今でも、1月23日は私にとって特別な日です。107年前にこの世に生まれてきてくれてありがとう。今日は空の上で、ひいじいちゃんと楽しく過ごしてね。