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技術書典9購入本応援投稿「スタートアップ・中小企業の情シスにお勧めのクラウドサービス使い倒してみた」

技術書典9が本日2020年9月12日(土)からオンラインで開催されている。

ここでの戦利品の感想文を短くても残していくことは、

・技術書典のイベント自体を盛り上げること

・著者の方にとって反応があるということが次の活力になること

だと思った。


第1弾は、@_mathken (InfosysAdviser)さんの「スタートアップ・中小企業の情シスにお勧めのクラウドサービス使い倒してみた」

読者対象は、下記のような方々である。

・スタートアップや中小企業において、社内の情報システムを担当する方々(情シス)向け
・その中でもクラウドサービスで業務を改善したいが、何から手をつけてよいか分からない方々向け

私は情シス担当ではないのだが、某システムをたまたま導入するタスクフォースに所属しているので、「わかる!!!」と首がもげそうになるほど頷く箇所がたくさんあった。

それだけではく、一般社員として、日頃使っているシステムについての解説が出てくるので、興味をひかれた。

それ使ってなかった!「G Suite」の便利機能

「G Suite」を弊社でも使っているが、色々出来過ぎて、いまだに使いこなせていない機能が山ほどあると感じている。

その中で、私が目から鱗だったのが、「Google Cloud Search」という機能だ。メニューとして、「なんかあるよね」くらいの認識で一度も使ったことがなかったのだが、

G Suite内に存在するファイルのファイル名だけでなく中身も含めて検索してくれる

というだから、早速使ってみたらこれがとても良い。

早速、業務で使っていこうと思う。


「KING OF TIME」で打刻漏れなくなるのでは

弊社では使っていないが、これはめっちゃ良い!と端的に思ったのが、勤怠システムの「KING OF TIME」。

普段の打刻はWindowsのログイン/ログオンで出勤/退勤を打刻する方法が便利です。この打刻にはKING OF TIMEとは別の、KING OF TIMEセキュアログインというサービスを使います。KING OF TIMEセキュアログインは、KING OF TIMEを契約していれば無料で使用することができます。

え?Windowsのログイン/ログオンで出勤/退勤を打刻できるの?

と目を疑った。これなら打刻漏れがなくなる。

私は打刻漏れ常習犯なので、これは革命だと思う。


稟議上程のコツまで・・・神ですか?

最終的に、システム導入にあたっての稟議上程のコツが書いてある。

しかも、社員目線と経営者目線で両方書いてある。

・どうやって経営層にその気になってもらうか(情シス・総務担当視点)
・どうやって現場に動いてもらうか(経営層視点)

この視点が非常にどちらも冷静で、ハッとするのだ。

システムの導入というのは、社内変革のひとつであるとともに、お金と人が動くから一筋縄ではいかないことが多いことだろう。

それをいかにスムーズに行っていくかという点において、冷静で的確なアドバイスが記載されている。

私は、この章を読んで「感情的になってはいけない」ということを強く思ったし、今後それに気を付けて進めなければ、と気持ちが入れ替わった。

システム導入の稟議上程やそれまでの工程において悩んでいる人は、とても響く内容だと思う。

すごい!システム導入効果ってこんなに定量になるのか!

最後に、システム導入の効果が怒涛のように定量で記載されている。

あまり大きな声では言えないが、「システム導入の効果を定量で表したって意味がないよ」と言っていた人を知っているが、「だったら、どう測るんだよ!(感情的)」と私は心の中で叫んでいた。

本当にその人に今すぐ見せてあげたい。

どうだ、この定量の説得力よ!

私は、その人の言葉を無視して、いくつか定量化をしたものを出していたが、「やはり間違っていなかった、無駄じゃなかった」とこの章を読んで確信に変わった。

ありがとうございます!@_mathken さん!

私、間違っていなかったよ!

自信と希望が湧いてきた。


あとがきに、

皆様のお役に立てる本となったかは皆様の反応を見るまでは分かりません。今後も情シスの皆様に有益な情報を発信してきたいと考えております

とあったが、これは情シスではない私にもぶっ刺さる箇所がたくさんある本だったので、結論、いろんな人に読んでもらいたい本だと言っておきたい。


私の新刊の宣伝をば

私もこの技術書典9において、新刊を書いた。

リモートワークをするようになった時に私がぶち当たった時間活用とタスク管理、そして継続について、実体験をもとに書いたライフハック本である。

よろしければ、是非!!!


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