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アフガニスタンの有事は日本の身近でも起きかねない

最近の大きな話題はアフガニスタンの件でしょう。イスラム主義組織のタリバンが武力で政権を掌握しました。アメリカによって形成された自由と平等を重んじる政権の崩壊です。あまり馴染みがなくて理解の難しい西アジアの情勢を知る機会ですが、正確な情報と解釈を仕入れるのは難しいと感じています。今やマスメディアの報道が必ず正しいとも言えません。ジャーナリストの情報はダブルチェックができません。インフルエンサーの解釈は色が付きます。それでもこの話題は日本人として直視しなければならない話題だと感じています。今の私が解釈している内容を元に考えている内容を書き留めます。

アフガニスタンで起きた事件は日本の近くでも起きかねないと危惧しています。場所は朝鮮半島です。同半島は朝鮮戦争の機会に分断されました。両国は極端です。北朝鮮は独裁者によって非人道的な支配が行われています。韓国はアメリカの影響によって高度な経済と民主主義を獲得しています。今回のアフガニスタンで起きた事件は朝鮮半島でいうと北朝鮮が韓国の青瓦台を支配する行為だと理解しました。

武力で言えば韓国よりも北朝鮮の上だと理解しています。なぜなら北朝鮮は核兵器を保有していると言われているからです。核兵器に勝る武力はこの世にありません。1994年に北朝鮮は「ソウルを火の海にする」という脅し文句を韓国に放っています。私はこれはすぐに起きても不思議ではないと考えています。

なぜ北朝鮮はいつまで経ってもソウルを火の海にしないのでしょうか。それは韓国の後ろ盾にアメリカがあるからです。韓国はアメリカと軍事同盟を結んでおり、アメリカも核保有国です。北朝鮮はアメリカに怯えて一線を超えられないだけだと私は理解しています。

問題は韓国がこのアメリカの後ろ盾を失った時にどうなるかです。韓国とアメリカの関係は良いとは言えません。軍事同盟の破棄までは進まずとも、在韓米軍は縮小されていると聞きます。何かの拍子に軍事同盟が破棄されれば、たちまち南北の軍事的なバランスは崩壊してしまいます。それは即ち北朝鮮によって同半島を掌握される結果を招くでしょう。

もしそうなった場合に何が起きるかを考えなければなりません。アフガニスタンで何が起きているでしょうか。それは市民の大量脱出です。自由主義社会に慣れてしまうと、非人道的な社会に馴染めなくなります。朝鮮半島からの脱出先は日本でしょう。日本海に大量の小舟が出される未来しか見えません。彼らを私たちは難民として受け入れられるのでしょうか。

それ以上に怖いのが、目と鼻の先に非人道的な国家が誕生してしまう点です。アメリカの後ろ盾だけに頼るわけにもいかず、日本が主体的かつ強力に武装しなければならなくなります。

半ばファンタジーのように思えますが、既に起きているのが香港であり、それに怯えているのが台湾です。中国共産党という非人道的な政治をする組織によって東シナ海は着実に脅かされています。そしてその次は沖縄だと言われています。私たちは自由主義陣営として台湾を死守しなければなりません。

アフガニスタンで何が起きたのでしょうか。そして、今後のアフガニスタンはどうなっていくのでしょうか。この話題を西アジアの知らない国の出来事として読み流してはいけません。身近に起きる話であるというのを念頭に置いて、接する必要があると思っています。

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