黄金比は人による?


ご縁があって女優さんとお仕事をすることになった。

モデル上がりの女優さんなので、細くて顔も小さくて

「同じ人間なのにこの差はなんだろう」

なんて考えながらなんどもまじまじ見てしまった。


笑顔が素敵で、礼儀も正しい。

私が助言しても、なるほど、と興味を持って吸収しようとしてくれて嬉しかった。

本番、うまくいきますように。




私は中学の部活から大学卒業まで、割と上下関係がしっかりとした環境にいた。

先輩より動く、敬語を使う、返事や挨拶をする、など当たり前のようにバカ真面目にこなしてきた。

大学に入ってからはそこに「飲み会」というイベントが加わり、後輩は先輩のお酒がなくなれば注いだり、何飲みますか?と聞く。

サラダがくれば率先して分ける。

「嫌いなものありますか?」

なんて聞いちゃったりして。

トマトくらい食えよ、なんて思いながら。


また、もしお刺身が来たら小皿を配り、醤油を入れるだろう。

わさびは好みが分かれるから、それぞれが基本になるだろう。


ここで問題だ。

もし、ラーメン屋に行って餃子を頼んだら。

醤油を指すだろうか。

餃子は人によって

醤油:お酢:ラー油

の黄金比が違う。

好みが違うのだ。


どんな状況でどんな関係性でもこの黄金比が全く一緒はそうそういないのではないだろうか。


まあもちろん注がれてしまったらそれで食べるのだが。

嫌な人は嫌だろうなと思う。


良かれと思っていることがみんなにとってどうなのかはむずかしいなと思うのであった。


ちなみに私にも黄金比があるが、彼が作った黄金比はなんの抵抗もなく勝手につけて食べる。

結局好きな人が作れば最強なのかもしれない。


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