俳優人の豪華さに驚いた。悪役サミュエル・L・ジャクソンで『ダイ・ハード』につぐ血が苦手なサミュエルがもはやネタ。

他にも『ダークナイト』のマイケル・ケイン、『アイアンマン』のジェフ・ブリッジス、『プラダを着た悪魔』のスタンリー・トゥッチ、そして主演は『ロケットマン』のタロン・エガートン。

イギリスのスパイ映画といえば『007』シリーズだけど、本作も面白かった。

というのも人が大量に殺し合うが陽気な音楽が流れ、マナーについて話す英国紳士が人を残酷に殺しまくるシーンはなんといっても爽快。

その背景に描かれているのはイギリスの階級社会による差別。

人は自分のいる環境が居心地がいいと勘違いするほどバカな生き物だから、住む場所でも肩書きで人生は決まらないんだと思えた。