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「実態はなく掴みどころがない世の中を、ファインダー越しに見据える真実とは」

『欲望 BLOW UP』(1966)


☆監督
ミケランジェロ・アントニオーニ


☆出演
デヴィッド・ヘミングス
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
サラ・マイルズ
ジェーン・バーキン

☆STORY
カメラマンのトーマスは、夜の公園で逢い引きしているカップルを盗み撮りした。

やがて男の方が姿を消したあと、女の方がトーマスのもとにやってきてネガを要求する。

代償として女のヌードを撮らせてもらい、別のネガを渡して本物を現像した時、そこには女の逢い引き相手だった男性の死体が写っていた...。

☆感想
ヤードバーズのジェフベック、ジミー・ペイジ2人がいる貴重な映像でもある。

アントニオーニの代表映画はズバリこれ

『情事』(1960年)

『太陽はひとりぼっち』(1962年)

『欲望』(1970年)

は代表作で、「愛の不毛三部作」などといわれる。

簡単に言うと、起承転結がない。


なんかよくわからない。
人生も淡々と進んでいく。


それが人生だと思うから。

答えがないからいい。
自分で考えるトレーニングになる。


ここからが僕の思う感想。

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