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社会人になって感じた|学生時代に身に付けてよかった目に見えない2つのこと

本日は12/31ということで、いつも通り1年間の振り返りをアウトプットしようかと思いましたが、別の観点から振り返りをしようと思います。

社会人生活をしてから約2年が経とうとしており、自分が組織の中で一定の成果を残すことができるようになったり、組織全体を巻き込むような重要度の高い取り組みを任せていただけることが多くなった1年間でした。(1年を一言で振り返ると、現状に満足することなく、組織の成長に個人の成長をアラインし、さまざまなことに挑戦できた良い1年でした。)

ふと、「このような事象を生み出すことができた根本は何なのか?」を考えてみました。

社会人になって継続的に努力をしたから?
土日も仕事をしたから?
何か特別なトレーニングをしたから?
仕事が好きだから?
要領良く仕事ができるから?

など、色々考えてみましたが、これらは一部の理由であるものの根本ではないと思いました。

では、何が根本になるのか。

それは、学生時代に学んだこと・身に付けたことが仕事に大きな影響力を持たらしており、それらが根本ではないかと思いました。今回は、その学生時代に身に付けることができた2つの要素について執筆します。

以下のような話の構成で執筆します。

・学生時代、"何を" 身につけることができたのか
・学生時代、"どのように" 身に付けたのか
・社会で働く上で "なぜ" 重要か

※記載している内容はあくまで個人の体験談に基づくものになっておりますので、参考までにご覧くださいませ。


1. 人としての価値観・仕事への価値観 の形成

 1-1. 学生時代、"何を" 身に付けることができたのか

見出しに記載されている通り、学生時代に身に付けたことの一つ目は価値観の形成です。

価値観とは:
何に価値があると認めるかに関する考え方。
価値を判断するときの根底となる ものの見方。

ウィキペディアより

「価値観」は抽象度の高い言葉であるため、何を指しているのかわかりにくいかと思います。次に、価値観とは具体的に何を表すのかを記載していきます。

◆人としての価値観
 外向 - 内省
 感性 - 論理
 自我 - 共感
 達成 - 貢献
 規律 - 適応
 着実 - 挑戦

人としての価値観

◆仕事への価値観
 ハードワーク ー ワークライフバンス
 やりがい ー 給与
 公私混同 ー 公私区別

仕事への価値観

上記のように、価値観は大きく「人としての価値観」「仕事への価値観」の2つに分類できると思っています。

まず一点補足すると、価値観に「善し悪し」があるわけではありません。そのため、重要なことは自分がどのような価値観を持っているかを理解・把握しているか?です。

「身に付ける」という表記をしてしまいましたが、本来は「発掘する」(自分が心の奥底で持っているものを言語化・見える化すること)という意味合いが強いかと思っております。

例えば、私であれば、以下の価値観を持っていることを社会人になる前から一定の理解をしていました。

◆人としての価値観
 内省
 論理
 共感
 達成
 適応
 挑戦

◆仕事への価値観  
 ハードワーク
 やりがい
 公私混同

◆より具体的な価値観
 小さいところから大きくなる過程への興味
 重要度の高い仕事への興味
 人をサポートすることへの興味

和佐田の価値観

少し話が変わるのですが、よく会社で起こるミスマッチはなぜ起こるのでしょうか?

色々な要素があるかと思いますが、一言で言えば、「価値観のミスマッチ」であることが多いと思っています。学生時代に自分の価値観を把握しておかないと、新卒の会社でミスマッチになってしまうことが多いです。(実際に3年も経たずに辞めてしまう人が多い理由はこの部分が大きな要因の一つと考えています。)

「自分の価値観を把握した上で、価値観に合う会社を選ぶこと」が重要で、私がポテンシャライトという会社に入社してミスマッチを感じたことがないのもこれが理由だったと振り返っています。

話を戻して、ここで気になるのが、学生時代どのようにこれらの価値観を身に付けることができたのか?ではないでしょうか。ここから学生時代の話を少ししていきましょう。

 1-2. 学生時代、"どのように" 身に付けたのか

一言で言えば、「実践と内省」ではないかと振り返っています。

◆何を実践したのか? (一部抜粋)
・大学2年から大学4年まで長期インターン (合計4〜5社)
・約100名の学生スクールの代表
・あるスポーツ団体の代表として、数十回のイベントを開催
・100冊以上の読書
・休学
・その他諸々

学生時代に実践したこと

周りの目を恐れず、興味のあることをひたすらに挑戦してみるタイプ(最初はだいぶコミュ障でしたが…)になることができたのが色々なことに挑戦できた理由です。これらの実践を通して、自分は何が好きなのか、嫌いなのか、苦手なのか、得意なのかを理解していきました。

大事なのは、「実体験を通して理解すること」です。よく学生だと、自己分析だけをして、「自分の価値観は●●だ」と決めることが多いかと思いますが、これは間違っている可能性が高いと個人的には感じています。なぜなら、実践してみないとわからないからです。実際に私自身も、興味のあることをやってみたけれど、やってみたら面白くなかった、やってみたら意外と面白かったという経験を何度もしています。皆さんも、何回かこのような経験をお持ちかと思います。

本項を整理すると、学生時代は色々なことを実践してみて、(できるかできないかは置いておいて)自分の価値観を発掘し、理解することが重要かと思っています。

 1-3. 社会で働く上で "なぜ" 重要か

話がガラッと変わりますが、社会で働く上で、価値観の把握・理解がなぜ重要なのでしょうか?

答えは色々とあるかと思いますが、個人的な考えは「周りの人に流されずに仕事ができる」から、価値観の把握・理解が大事だと考えています。(若輩者である私が言うのも恐縮ですが…)

社会で働く上で「周りの目」は意識せざるを得ないかと思います。周りに「配慮」して働くことは大前提重要です。私がここで伝えたいのは、「自分の価値観を理解して、自分勝手に働こう」ではなく、「自分の価値観に沿った意思決定・努力をしよう」ということです。

自分以外の周りの何かを原動力や判断基準としていると、いずれ疲弊します。なぜなら、自分の価値観に合わない判断をしているためです。

自分の価値観に沿った意思決定や努力をすることで、モチベーションが落ちることも少ないですし、負荷も少ないです。そして継続的に成果を出すことができると思っています。

また、特に、ベンチャー/スタートアップ企業というスピード感の早い環境で働くと、組織の人数が一気に増えたり、お客様からのお問い合わせが増えたりなど、状況は目まぐるしく変わります。実際に、当社ポテンシャライトでも、組織人数が増えたことにより今年からグループ制を導入することになったり、取引社数も大きく増えました。

話を整理すると、状況が変化する環境であっても、どんな時でもブレない判断をするために、自分自身の価値観を把握することは重要と考えています。

2. Mind Human Skill の形成

 2-1. 学生時代、"何を" 身に付けることができたのか

見出しに記載されている通り、学生時代に身に付けたことの二つ目はMind Human Skillです。

まず、ポテンシャライトでは人間力を3つに分類しています。👇をご覧ください。

レベル別の人間力

それぞれ具体的に定義をみていきましょう。

◆Mind Human Skill
人間力の中でも割と「マインド」寄りの能力をこちらの能力に入れています。例えば、向上心、誠実さ、謙虚さ などです。
この能力は「価値観」と概念が近く、当社のように価値観と人間力を分類している企業がもしあるとするのであれば、価値観に内包されている項目である可能性もあるかと思います。

選考見極めで重要な「求める人物像」を3つのレベルで分類してみるより

◆Basic Human Skill
こちらは、土台となる人間力となります。
例えば、問題解決力、コミュニケーション力 などです。
レベル1のマインドヒューマンスキルと比較すると、ややテクニカルな能力も存在しています。とは言いつつも、ものすごくハードルが高いヒューマンスキルではなく、これまでの人生において身に付いてきている能力である可能性もあるかと思います。

選考見極めで重要な「求める人物像」を3つのレベルで分類してみるより

◆Technical Human Skill
人間力の中でもレベルが高い(テクニカルな)人間力となります。
例えば、ロジカルシンキング、分析力 などです。
身に付けることが割と難しい能力も多数あります。年齢を重ねるごとに比例して身に付く、と言うわけではなく、ある程度のトレーニングをしなければ一生身に付くことのない能力もあります。

選考見極めで重要な「求める人物像」を3つのレベルで分類してみるより

今回は3つに分類した人間力の中で、マインド寄りの人間力であるMind Human Skillにフォーカスを当ててお話します。

上記でお伝えしたように、Mind Human Skillとは、誠実さ・謙虚さ・素直さ などを指しています。この人間力は学生時代に形成されたなと思っています。それでは、具体的にどのように身に付けたのかを下記で説明します。

 2-2. 学生時代、"どのように" 身に付けたのか

Mind Human Skillを身に付けるために、取り組んだことは以下の2つでした。

・世の中の普遍的な本を読書
・社会で生きる上で必要なマインドを経営者に教えていただく

一つひとつ説明していきましょう。まずは「世の中の普遍的な本を読書」について。

世の中の普遍的な本とは、長く読み継がれている名著・時代が変わっても変わらない真理が記載されている本という認識をしています。実際に、論語や、聖書、稲森和夫さんが著書の「考え方・生き方」、7つの習慣、人を動かす などを読んでいました。

学生時代、周りでも本を読んでいる人はいましたが、コミュニケーションに関する本や、マーケティングの本を読んでいる人が多かったと記憶しています。それは、目に見えたり、すぐに生かせるようなスキル的なものを追っていたからだと思います。私もそのような本も読んでいましたが、マインド的な本を好んで読むことが多かったです。なぜなら、全ての行動はマインドからきているもので、マインドを正しく理解しなければ、いかにスキル的な要素を身に付けても、どこかで限界が来るのではないかと思っていたためです。結果的にスキルではなく、マインドを正しく身に付けようとした判断は間違っていなかったと現時点では感じています。

一点補足すると、上述した本を読みすぎて、「哲学」の方向に走ってしまう人がいますが、そうならないようにするために、読書して学んだことを実践して、自分で本に記載されていることが正しいのかを確認することは重要かと思います。(これはどの本を読んでも同じことが言えますが)

次に、「社会で生きる上で必要なマインドを経営者に教えていただく」について。

1-2で学生時代に学生スクールの代表を行なっていたという話をしましたが、そこでの経験が大きかったです。今、振り返ると、普通は社会人1年目でいただけるようなフィードバックをこの時いただいていたのだなと思います。(当時も感謝していましたが、今も感謝しかありません。)

一つだけ事例を話すと、大学3年の頃、ある目標が達成できずに言い訳をしていたことがありました。当時は自分の考えが強く、素直さや謙虚さのカケラもなく、言い訳をしてせっかくフィードバックをいただいても、素直に受け入れられない自分がいました。

そんな時に、経営者から「結果が出ていないのは、素直さが足りないからだ」とバッサリ言われました。素直さや謙虚さのカケラもなく、指摘をあまりされたことがなかった自分はその言葉を聞いて、「そんなことないわ」と反発していたのですが、冷静になって考えてみると、フィードバック内容を右から左へ聞き流し、自己流で行なっている部分がほとんどで図星でした。この事例を通して、正しいMind Human Skillを身に付ける必要性を強く感じ、自分の考え方を変化させ、学生時代からこのスキルを身に付けることができたと振り返っています。

 2-3. 社会で働く上で "なぜ" 重要か

最後、Mind Human Skillが社会で働く上でなぜ重要なのか?について話します。これは言うまでもなく重要性を理解されている方がほとんどかと思いますが、個人的な考えをお伝えすると、「何をやるにしても土台になるため」「成長し続けるために必要な能力のため」です。

知識をインプットするにしても、周りからフィードバックをもらうにしても、マネジメントをするにしても、組織を巻き込む上でも大事ですし、つまりはプレイヤーでも、マネージャーでも、経営層でも欠かすことができないスキルと個人的には感じています。

組織で上手くいっている人、成果を出している人で、このスキルを持ち合わせていない人を探す方が難しいかと思います。別の言い方をすると、成長し続ける人はこのスキルをずっと持っていると感じています。

ただ、こういう人はいます。

最初はこのスキルを持ち合わせていても、レイヤーが上がっていく、成果を出していくにつれて、なくなってしまう人です。俗に言う、天狗になってしまった人です。

話を整理すると、どんな時でも、どんな事象でも、謙虚に素直にポジティブに事実を受け入れ、どう改善していくかというマインドセットは社会人として、成長し続ける上で欠かせない能力であると思っています。

最後に

2022年の振り返りをしようと思ったら、学生時代の振り返りがメインになってしまいましたが、個人的には良い感じに振り返ることができたと思っています。

改めて、本ブログを整理すると、以下の通りです。

◆社会人になって感じた学生時代に身に付けてよかったこと
・人としての価値観/仕事への価値観を把握・理解
・Mind Human Skill

最後に補足すると、これらを学生時代に身に付けられなくても、必要性を感じやるべきことを行えば、社会人でも身に付けることができると思っているので、参考にしていただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!
2023年、さらなる成長ができるよう、原点を忘れずに日々精進していきたいと思います。


約1年働いた上で感じた振り返りnote

1年半働いた上で感じた振り返りnote


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