リウマチのはじまり
インターネットで検索すれば、リウマチの初期症状にどんなものがあるか簡単に調べることができる。
でも、発症当初の私は、リウマチに対する認識がほとんどなかった為、専門医を受診するまで時間がかかった。
実に、身体の不調を自覚し始めてから関節リウマチの診断が下されるまで3ヶ月近くを要した。
さらに、治療開始から治療効果を感じられるまで数ヶ月かかった。
この人生の半年間は、思い出すだけでも涙が出そうなくらい・・・
身体的にはもちろん、精神的にもこれまでの人生でもっとも辛い時期だった。
症状の現れ方には個人差があるが、参考までに私の体験談をお読みいただければ幸いだ。
私が経験した初期症状
第一子の出産から怒涛の1ヶ月が経った頃から、膝や腰、両手に痛みを感じるように。
膝の痛みは、とにかく屈伸動作が辛い。
授乳を終えて立ち上がる時に、一瞬構えてしまうほど。
両手の痛みは、まさに腱鞘炎そのもの。
全ての指を突き指してしまったみたいに痛かった。
初めのうちは「これがいわゆる産後の不調か」と思いながら、痛みをこらえながら生活。
ある朝、目覚めて立ち上がると、歩行困難になるほどの痛みを股関節に感じる。
普通の一歩が踏み出せないほどの激痛。恐る恐る片足を少しずつ踏み出さなければいけない状態。
さすがに身体の異変に危機感を覚え、近所の整形外科を受診。
整形外科でレントゲン撮影するも、特に異常は見当たらず。
膝や腰にも痛みがあることを訴えると、出産や慣れない育児で身体に負担がかかっているからだろうと、大量の湿布薬を処方される。
不思議なことに、股関節の痛みはわずか数日で嘘のように消えた。
突然に現れた痛みが、突然に消えたのだ。
しかし、今度は両腕が肩より上にあがらなくなった。
次の日には、腰痛が悪化し、再び歩行困難になった。
ただ、いずれも数日で痛みが耐えられるレベルに戻っていった。
このように、産後1ヶ月半経つ頃には、まるで「日替わりメニュー」のように、身体が強く痛む箇所が移動することを繰り返していた。
当然、こんな身体で育児・家事ができるはずなかった。
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