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番外編⑩:「環境評価が高い企業の取り組み」をまとめてみた

今回は、「脱炭素のビジネス戦略と技術がこれ一冊でしっかりわかる教科書」という本を読んでみました。

前半部分の「脱炭素関連の解説」については、下記のメモ内容に近しい情報が、わかりやすく整理されていました。
(下記は自分のメモであり、わかりやすくはないと思うので、興味のある方は書籍をご参照いただければと思います)

この記事には、本の後半部分に書いてあった「環境評価が高い企業の取り組み」を、ざっとメモしたいと思います。
※ メモには自分の解釈が多分に含まれているため、興味のある方は、書籍をお読みいただけると嬉しいです。


環境評価が高い企業の取り組み

ソニーグループ

ソニーグループは、気候変動対策として、バリューチェーン全体でのネットゼロ達成の目標を、2050年から2040年に前倒ししている。

この目標達成には、省エネや再エネ利用などが必要となるが、ソニーグループは「温室効果ガス排出の大きな割合を占めているのは、製品使用時に排出されるもの」と認識し、製品の省エネ化を重要テーマとして取り組んでいる。

また、再エネの利用については、現状の再エネ利用率は14.6%であるが、2025年までに35%、2030年に100%に引きげることを目標としている。

https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/eco/

イオングループ

イオングループは、2030年までにショッピングセンターと総合スーパーを再エネ100%にすることを予定している(2022年2月末時点で、13箇所が実現されている)。

また、二酸化炭素排出については、排出量の半分以上が「商品が店頭に並ぶまでに排出された二酸化炭素」といえるため、サプライヤーに応じた削減対策を講じている。具体例としては、「北海道で生産されるジャガイモの冷蔵に、雪の冷熱を利用する」といったケースがある。

花王

花王は、二酸化炭素排出削減目標として、2050年カーボンネガティブを掲げており、具体的な手段としては二酸化炭素を原料とする製品の開発を挙げている。

なお、花王はCDPの最高ランクAを3年連続で獲得するなど、環境評価の高い企業であり、積極的な取り組みを行なっている。例えば、インドネシアの持続可能な農園を実現するために、資材・教育の提供なども実施している。

不二製油グループ

業務用チョコレートで世界第三位のシェアを誇る不二製油グループは、2030年に二酸化炭素排出40%削減することを目標としている。

二酸化炭素削減の具体的な取り組みとしては、「回収した二酸化炭素を使って、二酸化炭素が高い環境で大豆を効率的に育てる」といった、産官学共同プロジェクトなどを実施している。

大和ハウス工業

大和ハウス工業は、住宅を中心とした建設会社のイメージが強いが、太陽光発電などの再エネ設備の開発も行なっている。そして、事業所で使用する電気を2023年度に再エネ100%にする計画である。

以上です。

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