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超簡単!今日から使えるトーク術『1分で話せ』


1. 人は、相手の話の80%は聞いていない

この本で最も印象的だったのは、この一文です。
確かに、一生懸命喋ったつもりでも、さっき言った事を質問されたり、誤解されて伝わっていたりすることは日常茶飯事。
でも、だからと言ってコミュニケーションを諦めるわけにはいかない。

そこで、出来るだけ多くを確実に伝えるためにどうすれば良いか?
ズバリ、「1分で話せ」ということなのです。
ではたった一分の間に、一体何を話せば良いのでしょうか?

2. 右脳と左脳を動かす

話を聞いている人の左脳に響くのは「ロジック」。右脳に響くのは「情熱」です。ビジネスを動かすため、つまり人を動かすためには、「ロジック」と「情熱」の両方が必要なのです。

そのことを踏まえて、具体的にどういう構成で話せば相手を動かせるのか?
これから具体的にお教えします。

3. 三段ピラミッド構造

本書でおすすめされているのは、「結論」「根拠」「事実」という三段のピラミッド構造です。

p.119より引用

結論を支えるために、「なぜなら…」と根拠を言います。これはロジック(左脳)に作用する部分で、1分という尺を考慮しても、数は三つぐらいがベスト。
さらにその根拠に対し、「たとえば…」と事実を続けることで、聞き手にイメージを沸かせます。これが情熱(右脳)に作用します。根拠一つに対し、事実は一つ~二つくらいが良いそうです。

では、実際にこのピラミッド構造を活かして話す例を見てみましょう。

 吉野家が好きです。
 まず、早い。座ったかどうかのタイミングで、店員さんが牛丼を出してくれますね。
 次に、安い。今時どこで食べても大抵500円はかかります。
 最後に、うまい。想像してみてください。おなかがすいた時に牛丼をかきこんだことを。
 だから、僕は吉野家が好きなんです。

pp.127-128より引用

「吉野家が好き」という結論に対し、「早い」「安い」「うまい」と根拠が三つ。さらにそれらの根拠を支える事実が、それぞれ例示されていますね。

4. まとめ

私はこの本を読んでから、何かを説明したり話す時、このピラミッド構造を活用しています。すると、「説明が上手」とか「難しいことを分かりやすく言ってくれる」と言われることが明らかに爆増しました。

またこの本には、ここで述べた以外にも、「スッキリ・カンタン」に喋る原則や、伝え方や言葉選びの極意、会議やプレゼンの場における具体的な実践方法など、様々なことが書いてあります。
「話す」ということは、誰もが日常的に行っていること。だからこそ、こういったすぐに実践できるテクニックはめちゃくちゃ役に立ちます。

ついつい話が長くなってしまいがちなあなたも、そうでないあなたも、ハートマークとフォローだけはお忘れなく!
以上、ラケットでした!(^.^)/~~~

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