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人は凶事の確立を低く見積もってる(マネー・ショート 華麗なる大逆転)

「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を観たのでレビューします。

【作品情報】
監督:アダム・マッケイ
原作:マイケル・ルイス
出演:クリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット

【おすすめ度】
★★★★★★★★☆☆(8 / 10)

【あらすじ】
サブプライム・ローン問題をきっかけとしたリーマンショック。この世界的な金融危機で、アメリカでは800万が失業し、600万人が家を失った。しかしこの危機をいち早く察知し、先手を打った投資家たちがいた。それはバブル崩壊を前提にした、大半の人間からは決して理解されない選択だった。彼らの一世一代の大勝負の行方は・・・

【感想】
 迫りくる金融危機を逆手に、誰も信じようとしなかったバブル崩壊という現実を信じて大儲けした、実在する投資家たちのお話でした。サブプライム・ローン問題、評価と実態のちぐはぐな金融商品、MBS・CDO・CDSといった専門用語・・・金融や経済に関する話が大半ですが、それらに疎い人でも理解しやすい例え話が挟まれているので、何となく理解しながら観進めることができました。
 リーマンショックが世界的な金融危機だったということは理解してましたが、どういう理屈で起きたのかまでは分かっていませんでした。その経緯を知れてお金の勉強にもなる、実益を兼ねる映画ですので、観て損はないと思います。
 現実に起きたノンフィクションの話ですが、当時の失業者やホームレスの数を思うと・・・言葉がありません。

【シーン抜粋】
若手投資家コンビの紹介シーンにて。バブルに沸くとアタマも沸く、そんな人間のワクワクさを表したセリフ。

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